凍み大根の田舎煮

2016年2月27日放送の「サタデープラス」のドクタープラスは「血管若返りの大スクープ!最強長寿食“凍み大根”&“トマト寒天”SP!

長寿研究の二大権威がすすめる最強長寿食を特集!

ここでは血管の老化を防いで老化防止が期待できる「凍み(しみ)大根」について紹介。

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家森幸男医学博士おすすめの凍み大根

若々しくいたい。
そんな願望をかなえるには、血管の老化を防ぐことが重要。

そこで今回は、健康長寿研究の権威である、スーパードクターが、血管の老化を防ぐとっておきの食べ物を紹介。

キーワードは“乾物”

山菜や海藻など、天日で乾燥させた日本古来の保存食。
実はこの乾物にはすごいパワーが隠されていたのです。

武庫川女子大学 国際健康開発研究所所長、家森幸男医学博士。

家森博士は、WHOと協力し、アフリカのマサイ族や、中国のウイグル族など、長寿で知られる世界61の国と地域を訪れ、食生活を分析。
食材と健康長寿の関係を、30年以上研究している世界的権威。

そんな家森博士が、この時期お勧めの老化防止が期待できる、すごい食材があるという。
それが凍み大根

家森博士「寒い冬に乾燥させて作るんです。
乾物はね、水分が抜けてるためにね、栄養が濃縮されてるんですね。」

これこそが、血管とお肌の老化を防ぐ効果が期待できる凍み大根。

とっておきの乾物を求め、小島瑠璃子がやって来たのは、日本一の長寿県、長野県の飯山市。

ここは、2月の最低気温がマイナス15度を下回る日もあるという、長野でも厳寒の地域なのです。
実は凍み大根をはじめとする乾物は、厳しい冬の寒さがあってこそ、作ることができるといいます。

市内にある道の駅をのぞいてみると、しいたけや山菜、そして里芋の茎まで。
10種類を超える乾物が、ずらりと並んでいます。
もちろん、お目当ての凍み大根も。

実はこの乾物と、長野の長寿には、大きな関係があるという。

家森博士「世界調査の中で、乾物をうまく利用してる所は、どうも長寿地域が多いと。」

そんな乾物の中でも、家森博士一押しの凍み大根。

凍み大根は一般の農家で作られているということで、そのお宅を教えていただき、訪ねてみると
まさに凍み大根作りの真っ最中。

軒下に色も形もばらばらの大根が、つり下げられている。
この輪切りの大根は、1週間前に乾かし始めたばかり。

そして2か月乾かした大根がこちら。

【左が1週間前に干した大根、右が干して2か月たった大根】
凍み大根

小島瑠璃子「もう完全にかちかちで、中に空洞があるっていうよりかは、ぎゅっと縮こまって、固くなってる感じ。」

せっかくなので、少しだけ凍み大根作りをお手伝い。

凍み大根の作り方

『凍み大根の作り方』
1.皮をむいて大根を大きさを揃えた輪切りに切る
2.約ほど5分ゆでる(箸が通る程度)
3.大根の真ん中に穴をあけわらを通す
4.軒下につるすだけ

しかし、凍み大根がおいしく出来るかどうかは、このあとが重要。
凍み大根作りの肝となるのは、“気温”。

干した大根の様子を一晩中観察してみると…。
夜間は氷点下に下がった気温で、大根の表面に霜が降り、凍っていく様子がうかがえる。
そして昼間になると太陽の光を浴びて、凍った大根が溶けていく。

長野ならではの寒暖の差で、凍結と解凍を繰り返し、大根を乾燥させていくのです。
まさに天然のフリーズドライ。

この工程に、重要な秘密があるという。

家森博士「乾燥する過程で、細胞がどんどん壊れますので、栄養素が吸収されやすくなる、腸管から吸収されやすくなるというメリットはあるでしょうね。」

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濃縮された栄養素がさらに吸収しやすい状態で、食べることができるという凍み大根。

近所のお友達も応援に駆けつけ、伝統的な凍み大根料理を作っていただくことに。

ここで、せっかくなので料理が出来る間に、番組恒例、肌年齢チェック。

80歳のシモさん→肌年齢66歳。
70歳の小野沢さん→肌年齢57歳。

8名の肌年齢を測定した結果、実に平均でマイナス11歳も実年齢より若いという結果に。

凍み大根とにしん、昆布、そして地元で取れた野菜をじっくり煮込めば郷土料理、凍み大根の田舎煮のできあがり。

【凍み大根の田舎煮のレシピ】

凍み大根の田舎煮

『材料』(ひと鉢分)
凍み大根→2本
じゃがいも→400g
水→5カップ
にんじん→100本
しょうゆ→大さじ4
身欠きにしん(乾)→2本
塩→ひとつまみ
塩漬けわらび→400g
砂糖→大さじ4
だし→少々
昆布(10cm角)→1枚
酒→大さじ2

『作り方』
1.凍み大根は5~6時間水に漬けて戻しておく。
(ふっくらしたらOK、手で押しても芯がなければOK)

2.凍み大根を一口大に切ってゆでる。
じゃがいも、にんじんは2cm大に切る。わらびは5cm程度。昆布は一口大。

3.わらび以外の材料を鍋に入れ、調味料を加えて強火にかけ、沸騰したら中火にして柔らかくなるまで煮る。

4.わらびを入れてひと煮たちしたら、味を調えて火を止めれば凍み大根の田舎煮のできあがり。

小島瑠璃子が食べます。
「すっごくおいしい。
全然お母さんに作ってもらったことないんですけど、おふくろの味って感じです。」

凍み大根が血管やお肌の老化を防ぐ理由

それにしても、なぜ凍み大根を食べると、血管やお肌の老化を防ぐ効果が期待できるんでしょうか。

家森博士「血管を、傷害する大きな原因というのは高血圧がありますね。
高血圧は大体塩のとり過ぎ、ナトリウムが悪さをします。
そのナトリウムを、追い出してくれるカリウム、これが、しみ大根に多いわけですね。
だから高血圧にいいと言えます。」

凍み大根に含まれるカリウムは、生の大根の実に15倍。
肌荒れを防ぐ効果がある鉄分は、16倍。
骨を丈夫にしてくれるカルシウムは22倍
と、凍み大根にすることで、栄養価が飛躍的に増大するのです。

さらに。
家森博士「悪玉コレステロールが腸から吸収されるのを抑えてくれるのが、実は凍み大根の食物繊維です。
ですから動脈硬化にもいいといえますね。」

ドクターによると、凍み大根には、生の大根の16倍もの食物繊維が含まれており、悪玉コレステロールを減らしてくれるとともに、腸内環境を整え、お肌の老化も防いでくれるというのです。

おおたわ史絵「やっぱり1回蒸発させてることによって、やっぱり成分が凝縮しますよね。
カリウムもカルシウムも増えるし、ビタミンB1とかB2なんで30倍も増えるんですよ。
だから美容とかにもいいってことですよね。」

ちなみに凍み大根は長野県内の道の駅や、東京のアンテナショップ、またはネットなどでも販売されているとのことです。

感想

凍み大根、いいですね。

ネットで調べてみたら、結構売り切れています。

こちらは3月中旬から発送してくれるようです↓

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