腸内細菌パワー!花粉症にはすんき、エクオールで若さを保つ【世界ふしぎ発見】

腸内フローラ

2016年3月19日放送の「世界ふしぎ発見」は「知られざる腸内細菌パワー 」

腸の中に暮らす100兆個もの微生物が人体に及ぼすパワー、腸内細菌ミステリーに迫ります。

腸内細菌は花粉症やアンチエイジング。
さらにうつ病や認知症改善の効果も期待できるのです。

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腸内細菌原点、ブルガリアへ

スタジオでは千原ジュニアの体重を計測。
彼の体重67.7kg。腸内細菌はそのうちの1.5kgもの割合を占めているとのこと。

まずは腸内細菌の原点を探りにブルガリアへ渡ります。

人間の腸に住む細菌は善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3つに分類され、そのバランスが健康に深く関係している。

腸内細菌の研究は100年以上も前から始まっていてノーベル賞を受賞したイリヤ・メチニコフは「ブルガリアの農村に長寿の人が多いのはヨーグルトをたべ、乳酸菌をとっているから。」という仮説を唱えたことに始まる。

そこでブルガリアの首都ソフィアへ。
ヨーグルトはいろいろなところで販売されていて
市場では標準サイズは400g。約75円。
非常に安価な値段で売られていた。
これは1人分、で1日に2つも3つも食べる人がいるとのこと。

スーパーにもたくさんヨーグルトが。
メーカーは100社以上。
ほとんどがプレーンタイプで、よくみると脂肪分の割合がいろいろあって選べるようになっている。
羊や水牛、ヤギなどの原料のヨーグルトも販売されている。

ソフィアを後にしてブルガリアの長寿村へ。
スモーリャン地方では今もヨーグルトを自分で作る人が多いという。

民家でヨーグルトを作る様子を見せて頂くと、作業は牛の乳搾りから始まり、牛乳を沸騰させてかき回す。
それを毛布に包んで家の温かい所に6時間おけば完成となる。

ブルガリア人のヨーグルト消費量は年に30kg近くもあり、日本人の4.5倍。

どんな風にヨーグルトを摂っているのかトドロヴァ夫妻の1日の食生活を見せて頂いた。
朝ご飯はバニリアというお米入りのパイ。
それにパンとヨーグルト。
一人分の量は285gもあり、全ての料理にヨーグルトが使われていた。

翌日、前日に置いておいたヨーグルトが完成。
ムサカというジャガイモとひき肉のグラタンにも沢山のヨーグルトをかけ、
ヨーグルトドリンクまでが食卓に並んだ。

当時、メチニコフは、このような食生活が長寿の要因だと考えた。
ヨーグルトを食べれば乳酸菌が悪玉菌を抑制し、寿命を伸ばせると唱えたのだ。

ヨーグルトが長寿に直結しているのか、村で長い間医者を務めてきたフリストさんに聞いた。

村では水や空気が綺麗なこと、そして人々がよく働くこと、そこにヨーグルトが加わり、全てがセットになって長寿の原因になっているという。

実は後に乳酸菌には腸内の善玉菌を活性化させる働きがあることがわかり、
メチニコフの仮説は大筋で正しかったことが証明された。

ここでクエスチョン!
『ブルガリアにはヨーグルトの他にもよく食べられている
キセロ・ゼレという発酵食品の材料は?』

答えは『キャベツ』

キセロ・ゼレを作っているお宅を訪ねた。
樽がいっぱいある。
ドイツのザワ―クラフトのブルガリア版。
キセロ・ゼレとはキャベツを乳酸発酵させた食品。
生で食べるだけではなくて、ロールキャベツのどの材料にも。

さらにキセロ・ゼレを漬けた水分には薬効があるとのこと。
乳酸菌が豊富に含まれているので、便秘の時などにのむそう。



花粉症の改善にすんき

国民的なアレルギーと言われる花粉症。
それを腸内細菌の力で改善することが出来るという。

番組では独自の実験をすることに。
被験者は花粉症に苦しめられる6人の若手芸人。

彼らには1月下旬から3月上旬の6週間、
発酵食品を毎日100グラム摂取してもらい、
花粉症が改善されたかをチェックする。

配られた発酵食品はヨーグルトのようにみえるが、
実は漬物。

ヨーグルトのような食品の元になった漬物は、
長野県・木曽町だけで食べられている「すんき」。

普通の漬物は塩で漬けるが、すんきには塩が入っておらず
塩を使わずに赤カブの葉を乳酸菌発酵させた漬け物。

前回作ったスンキの汁を加える。
これが発酵に必要な種菌になるとのこと。

木曽地方は海から運ばれる塩がとても高かったため塩を使わない漬け物が生まれたと
考えれれている。

すんきに注目したのが元信州大学教授の保井久子さん。

長野県の長野市と松本市ではアレルギー症状を持つ割合の人が44.3%なのに対し、
木曽地方の人たちは16.9%しかいなかったため何が原因なか研究。

すんき漬けに注目し、すんきの中には何十種類もの乳酸菌が含まれ、
その中の一つのアレルギーを緩和する作用があるという乳酸菌Sn26を発見。

アレルギー患者は免疫のバランスが悪くなっているが
乳酸菌を摂取すると、免疫細胞のバランスがよくなるとのこと。

Sn26乳酸菌を豆乳に入れて発酵させた「すんき豆乳」を用意。
それらを被験者に食べさせていた。

Sn26の効果は既にマウスで証明されています。
人間で試すのは初めてとのこと。

2月中旬、6人全員が去年の同じ時期に比べて花粉症の症状が緩和していた。
そしてスギ花粉がピークになった3月上旬に最終チェックを迎える。

花粉ピーク時でも2/3の被験者に症状の改善が見られたのでした。
しかし感想は自己申告。

血液検査も行い、増えすぎると花粉症などの
症状を起こす、IgEという抗体の量を測定。

数値が下がっていれは花粉症の緩和が裏付づけられることに。
IgEが高い人が3人いたが、そのうち2人が下がっていた。


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腸内細菌の若さを保つ作用

次に紹介するのは腸内細菌の若さを保つ作用。

年齢に伴わない美しさを持つ女性達に集まってもらった。
40代半ばから50代のモデルさんたち。

女性らしさを保つ物質の一つが、腸の中にすむ細菌の力に
よって作られているということが近年わかってきた。

それはエクオールという物質。

女性は更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌が減り
更年期障害や骨粗しょう症のリスクが上がる。

しかし、エクオールはその働きを補い、
更年期障害や骨粗しょう症などを軽減してくれる効果があるという。

またエクオールはシワを少なくするという研究や
がんの発症も少ないといわれている。

エクオールは腸内細菌によって作られるが
その菌を腸内に持っているのは全員ではない。

欧米人では20~30%。
多いといわれている日本人でも43%。

エクオールは尿検査で調べられる。

【参考までにエクオール検査↓】

エクオールの量は5段階に判別され、
レベル3以上がエクオールを作れている人となる。

実は今回集まって頂いた皆さんにも検査に協力して頂き
、内2人がレベル4のエクオールを作れていることがわかった。

エクオールを作ることが出来ていた二人の共通点は、
大豆製品を毎日摂取していること。

エクオールは腸内に住むこれらの菌が大豆に含まれる
イソフラボンの一種ダイゼインという物質を原料に作る。

なのでエクオールをたくさん作るには、大豆の摂取が重要。
そして、納豆や味噌など発酵させることで、ダイゼインが増える事もわかっている。

若さを保ってくれるすごい物質エクオール、
しかしそれを作り出せる菌は日本人の半分しか持っていない。

ではエクオールを作れない人はどうすれば良いのか、
更年期障害に詳しい高美穂尾医師に聞いた。

ご自身にとってのお通じのペースがちゃんと保たれているのが重要であり、
日本人の腸にあった大豆を摂るのが効率的だという。

ここでクエスチョン。
『大豆の他にダイゼインを豊富に含む食品とは?』
「こんにゃく」「寒天」「くず」の3択

正解は『くず』。

くずはマメ科の植物で、ダイゼインは大豆の3倍も含まれているとのこと。
乾燥した根には薬効があり、漢方の葛根湯に使われる。



腸内細菌でうつ病や認知症改善

腸内細菌と脳の関係が注目されています。

花粉症の実験で、被験者の1人は乳酸菌を摂ることでメンタルに変化があったといっていた。

UCLAのマイヤー氏によると、腸と脳は神経で結ばれ、お互いに司令のようなものを出し合っている。
そのうちの7割は腸から脳へ出されているという。

マイヤー氏は、食べ物で腸内環境をコントロールすることで、
気分を変えたり、自閉症やうつ病などの症状を治すことが出来るのでは、と考えている。

日本にも腸内環境を整える事で、うつ病などの治療に取り入れている医師がいる。
新宿溝口クリニックの溝口徹先生。

カナダのホッファー医師がはじめた栄養療法に日本におけるパイオニア。
精神疾患の原因の1つが栄養素の欠乏症から起きてると考え、ビタミンなどを投与する治療法。

うつ病と腸の乱れは、腸脳相関といって、切っても切れない関係。

お腹の調子が悪くなったり、下痢が続いてしまったり、
痩せてしまったり、太ってしまったり
そういう事があってから、うつ症状が出る患者さんもいる。

あるいはうつ症状が先にあって、その後お腹の調子が悪くなって
さらにうつ症状が悪くなるという患者さんもいるとのこと。

先生に治療を受け、実際にうつ病が完治したという竹田真琴さんは、
受験のストレスが原因でうつ病を患い、一年間寝たきりの生活を体験したという。

抗うつ剤を飲んでいても改善が見られなかった彼女は溝口先生の病院へ。

便検査をした結果、ラクトバジルス菌という
乳酸菌の一種がほとんどいなかった。

そこで治療は、ビタミンや乳酸菌のサプリを摂ることから始めていく。

そして彼女の場合腸内の内壁を改善する必要もあり、
肉や魚などのタンパク質も増やすよう指示された。

その後症状はどんどん良くなり、今では子育てしながら週に5日も働いている。

溝口先生のクリニックではこの治療で9割の患者さんが薬を減せたり、薬がなくても
大丈夫になったりという効果があげられているとのこと。


腸内細菌は認知症とも関係している

発酵食品を使って症状を改善しようとしている医師が香川県にいた。

桑島靖子医師が注目した発酵食品とは「甘酒」。
甘くて食欲のないお年寄りでも取りやすいため。

先生が診察をする老人ホームで毎日コップ1杯の甘酒を摂ってもらったところ、
半数のお年寄りにさまざまな変化があったとのこと。

88歳の女性は、2週間もお通じがなかったのが
甘酒を飲んでから、定期的にお通じがあるようになった。

また、夜間に大きな声を出す人が
夜ちゃんと寝れるようになったという効果も。

これらの変化は甘酒に含まれる乳酸菌が、
腸内環境を良くしたことが原因と考えられている。

桑島先生が勧めるのは市販の甘酒ではなく、材料にこだわった自家製。

地元で麹を買って帰り、
ヨーグルトメーカーを使って甘酒を作っていた。

発酵食品の多くは保存のために生まれたと考えれらている。
しかし、ちょっと変わった理由で生まれた食品も。

石川県と富山県ではカブとあるものを一緒に発酵させて食べる。

それは江戸時代、加賀藩主におさめるぜいたく品だったので
一説によると庶民はカブではざんで隠して食べるようになった
といわれている。

クエスチョン
『石川県と富山県でカブに挟んで発酵させる食品とは?

正解は『ブリ』
かぶら寿司という食べ物。

江戸時代ぶりは塩漬けにして加賀藩へ献上された。
庶民はあまったぶりを漬け物だといって隠れて食べたといわれている。



感想

腸内細菌、体にいいのはわかっていましたが、
うつ病や認知症の改善にも役立つとは驚きです!

参考までに甘酒についてはこちらの記事をどうぞ↓
名医も認める甘酒のスゴい健康効果!レシピも【林修の今でしょ!】

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