口内フローラで歯周病を防ぐ!歯磨きの方法や3DS除菌も【あさイチ】

歯周病

2016年5月9日放送の「あさイチ」で
口内フローラが歯周病を防ぐ」がとりあげられました。
さまざまな病気との関係、歯周病の予防法や、歯磨きの仕方、
3DS除菌について紹介!

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口内フローラとは?

口の中は粘膜が露出し、
外敵からの攻撃に弱いきわめてデリケートなところです。

そこで外敵から守るため、およそ700種類。

中には虫歯の原因になる菌や歯周病の原因になる悪い菌もいますが
悪玉の菌から守ってくれるありがたい菌もいるんです。

たくさんの細菌がいる口の中花が乱れ咲く花畑になぞらえ
て口内フローラと呼ばれます。

生活が乱れて口内フローラが崩れると大変なことに。

歯周病が心筋梗塞や糖尿病などのリスクになることは知られていましたが
最新の研究で、
虫歯と年間3万人が亡くなる脳出血に関わりがあることが分かりました。

最近DNAの解析が進んだ結果、
口内フローラを改善することが歯だけではなくて
体全体の健康に大事だということが分かってきたのです。

なぜ、口内フローラが乱れると
さまざまな病気につながるのでしょうか。

口の中の細菌について43年間、
研究を続けてきた落合邦康さんです。

まずは細菌が原因となるケース。
虫歯でできた穴や歯ぐきの炎症部分から細菌が
血管に侵入病気を引き起こします。

歯周病などで歯ぐきが腫れると
サイトカインという物質が発生し血管に流れ込みます。

こうして細菌やサイトカインが全身に回り、
心臓病や糖尿病などさまざまな病のリスクを
高めているとされています。

ことし2月、口の中の細菌と病気の関係について
新たな研究がイギリスの科学雑誌に発表されました。

虫歯が微小な脳出血に関与しているという報告です。

微小脳出血とは脳の毛細血管から僅かな出血がある状態で
大きな出血につながるおそれがあるといいます。

この研究を発表したのは
国立循環器病研究センターを中心としたチーム。

研究チームが着目したのは虫歯菌の1つ、
cnm遺伝子を持ったミュータンス菌です。

ミュータンス菌を培養して調べたところ
1割程度がその遺伝子を持っていました。

通常、血管から出血するとコラーゲンなどと
血小板が結合し血を止める働きをします。

しかし、cnm遺伝子を持った虫歯菌が血管内に入っていると
菌がコラーゲンに結合し血小板の働きを妨げます。

その結果、出血が止まらなくなってしまうのです。

研究に参加した大阪大学ではマウスを使った実験で
メカニズムを検証しました。

人工的に軽い脳出血を発生させたマウスに
このタイプの虫歯菌を投与したところ、
微小な出血が著しく悪化したのです。

そこで研究チームは口の中の衛生を保つことで
脳卒中の予防につながるのではないかと研究を進めています。

ケアが大事ということと
実際にケアを怠るとどうなるのか。

口の中の細菌が引き起こすとされる病気があります。

落合さんによりますと
プラーク形成や歯周病菌が原因となる疾患としては
細菌性肺炎、細菌性心内膜炎、
これは心臓の内側の膜に炎症を起こす病気。

そのほか歯周病が誘因となる病気としては
糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、血管の病気のバージャー病
そのほか早産や低体重児出産など
が引き起こされるということです。

ということで虫歯や歯周病があったら、すぐに治療し、
予防していくことが大事になります。

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口内フローラをよくするポイント

その1.ケアの大前提は歯磨き
特に夜寝る前の歯磨きは念入りに。
寝ている間は、唾液の分泌が減り
細菌が1000倍に増殖する時間なのです。

1か所当たり10秒を目安に
細かくブラッシングしましょう。

その2.歯と歯ぐきの間歯周ポケットを磨きましょう
歯周病菌が特に多く生息するのはこの場所。
進行すると歯がぐらぐらになります。

歯ブラシを歯周ポケットに斜め45度に当てて
かき出すように磨きましょう。

その3.過度の睡眠不足は禁物
自律神経が乱れると唾液の分泌が悪くなります。

その4.口呼吸はNG
口が渇く原因です。
唾液が少ないと、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

その5.食生活
ビタミンDとビタミンAをとりましょう。
これらが不足すると唾液線が萎縮します。

ビタミンDは青魚。
ビタミンAはレバーに多く含まれているのでおすすめ。

その6.食事はよくかむ
よくかむことで唾液の分泌が促されます。

消化だけではなくて歯にもいいことなんです。

【歯磨きのポイント】
歯を磨くときは、鉛筆を握る時と同じ程度の力で
デンタルフロスを歯周ポケットまで入れるのはよい



歯周病の予防

公益財団法人8020推進財団が「歯周病セルフチェック」を作りました。
チェックが1~2個の場合、歯周病の可能性があります。
チェックが3~5個以上の場合、
初期あるいは中等度歯周炎以上に歯周病が進行している恐れがあります。

【歯周病セルフチェック】
・歯ぐきに赤く腫れた部分がある
・口臭がなんとなく気になる
・歯ぐきがやせてきたみたい
・歯と歯の間にものがつまりやすい
・歯を磨いた後歯ブラシに血がついたり
すすいだ水に血が混じることがある
・歯と歯の間の歯ぐきが鋭角的な三角形ではなく
うっ血していてブヨブヨしている
・時々歯が浮いたような感じがする
・指で触ってみて少しぐらつく歯がある
・歯ぐきから膿が出たことがある

3DS除菌とは?

そこで歯周病にならないために
直接口の中の歯周病菌を撃破する治療があるんです。

歯周病対策にはさまざまな方法があります。
・強い薬剤でうがいをする。
・歯に直接薬剤を塗るなど。

その中でも口内フローラに優しい治療法があるのです。

マウスピースで除菌する方法です。
マウスピースに抗菌剤または殺菌消毒剤を入れ、
これを1日2回1回につき5分間口の中に装着させる。

そうすると歯と、その周りにいる歯周病菌を取り除くとともに
口の粘膜にいる善玉菌は残すことができます。

その結果、口内フローラが良好に保たれるのです。

この除菌法、3DS除菌と呼ばれ
全国およそ200の施設で受けられます。

より正確に除菌するため、
マウスピースは患者に合わせて精密に作っています。

除菌の際には、唾液を採取し
どんな細菌が多いのかを調べます。

狙い打ちする菌を絞り込み
より効果的な薬剤を選ぶためです。

除菌の目的は
歯周病や虫歯対策だけではありません。

この病院(鶴見大学歯学部附属病院)では
診療のたびにある検査を行っています。

血圧を測ります。

歯周病菌など口内細菌が血管に侵入すると
動脈硬化のリスクになり
血管が老化するおそれがあります。

除菌を行うことで血管の健康を
維持するねらいもあるのです。

今のところ3DS除菌は保険がきかないので
値段は少し高めで歯科医院によってちがいますが
およそ10万円くらいです。

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