【カンブリア宮殿】桃屋の創業者のネーミング術と社長提案のレシピ!

2016年6月29日放送の「カンブリア宮殿」は「桃屋」

納得するまで商品化せず!

ロングセラーを生む桃屋の良品質主義や
桃屋の商品を使ったレシピも紹介!

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ロングセラーの桃屋の商品

現在桃屋が作っているのは37商品。
昔からあるおなじみのものばかり。

花らっきょうは95年も続くロングセラー。

桃屋の売り上げナンバーワン商品「ごはんですよ!」
これも発売から43年というロングセラー。

現在売られている37品のうち半分の18品は
大正・昭和のロングセラー。

この息の長さこそ桃屋最大の特徴。
CMも長い。

小出雄二社長にロングセラーの秘密を聞くと
小出雄二社長「伝統的な作り方を大事に、手抜きをせずに作って
それをビンに詰めてお客様に提供している。
それが“良品質主義”の特徴。」

“良品質主義”が桃屋のキーワード。
徹底的に品質にこだわれば結果ロングセラーになるという。

味付搾菜のヒミツ

良品質主義から生まれた商品の1つ「味付搾菜(搾菜)」
発売から48年、変わらず味を貫いている。

味付搾菜のヒミツ

桃屋の搾菜は中国・広東省で作っている。

広東省にある桃屋の搾菜工場。

巨大な工場の中には大量のかめが
2段積みで並んでいた。
その数実に5000個。
搾菜は香辛料を加えて1年も漬けこむ中国の漬物。

そもそも搾菜は中国産のからし菜の一種。
食べているのは根のコブの部分。

産地は1年を通して寒冷で霧が多い重慶。
この地でしかいい搾菜は育たない。

畑から収穫した搾菜は木にかけて
2週間風に当てられる。
これであの歯応えのある肉質になる。

味付けは唐辛子や漢方にも使用される
10数種の香辛料を混ぜ、カメの中に押し込んでいく。

ちなみにこの木の棒で押し込む作業を
中国では「ザー[搾(木へん)]」という。

そこに野菜の「菜」がついて搾(木へん)菜
そしてかめで1年。
手間暇かかった食べ物だったんです。

ようやく取り出す頃には深い風味と独特の味わいが
しっかり染み込んでいる

そのあと塊を薄くカットし
シャワーで香辛料を洗い流す。

仕上げに油で炒めてから瓶詰め。
おなじみの搾菜になった。
これが本来の伝統製法。

1968年から発売しているが、
その当時から現在まで搾菜の基本的な作り方は
変えていないとのこと。

今やこの伝統製法は
中国国内でも珍しくなったという。

搾菜を栽培している呉さん
「長年搾菜を栽培している搾菜を
伝統的なやり方で作っているところは
桃屋以外ほとんど見かけなくなったね。

必要な工程を省いて作った搾菜は
香りや口当たりといった
本来の特徴が失われてしまうんだ。」

搾菜の本場中国でも際立つほど
桃屋はこだわっていたのでした。



ごはんですよ!のヒミツ

続いては桃屋の中で最も売れている
「ごはんですよ」の秘密。

その原料となるのりは三重県の伊勢湾で養殖している。
育ったのりは同じ三重県の松阪にある工場へ。

それはヒトエグザと呼ばれる海苔。

昔から一般的なのりの佃煮は乾燥させ、
固めた板のりで作ってきた。

板のりは固形感があってどっしりとしたのり佃煮になる。

一方「ごはんですよ!」に使うヒトエグサは
収穫したまま(生のり)の状態。

これで作るとご飯を包み込むような
ドロッとした食感ののり佃煮になる。

桃屋は従来と違う原料に目をつけ、
独特のトロミを生み出したのです。

ヒトエグサが運び込まれたこの工場は
実は製造現場ではない。
のりを水洗いして異物を取り除く工場なのです。

海で育てたのりにはどうしても異物が混ざる。
それを取り除くためだけに4億円もかけて作ったという。

異物はレーンに流しながら取り除く。
赤いベルトコンベヤーは水の流れと逆方向に動いている。

マットの表面には無数の小さな突起が。
この突起のサイズだとヒトエグサは引っかからないが
それより小さな異物は引っかかる。

これでのりと異物を一気に選り分けているのです。

異物を取り除いたのりは
今度は真っ白な服を着た人たちのもとへ。

手作業で行っているのは異物を除去する作業。
見てみるとほんの数ミリしかない海藻を
とりのぞいている。

海藻なので食べられるのですが、
ヒトエグサではないので
炊いても柔らかくならないので取り除くとのこと。

こうした工程を経てヒトエグサの洗浄は
ようやく終了

きれいになったのりは別の工場に運ばれ
「ごはんですよ!」となる。

この小さな瓶の中には徹底してこだわり
品質を追求する桃屋の姿勢が詰まっている。

まねのできないオンリーワンの商品だからロングセラーに。

こんなやり方で不動の人気を確立し、
去年の売りあげは114億円。

スタジオには桃屋の全37商品が登場。
1920年最初に作られた鯛みそ、でんぶ、桜花漬は今も現役。

新商品の発売が少ない?

村上龍「僕思うんですけど、少なくないですか?」

小出雄二社長「おいしさの水準を満たす商品を作るには
本当にいい原料を探し当てるとか、
すごく時間がかかるのでしょっちゅう商品を
出すわけにはいかない。

お客様に出すには本当にいいものを出さないといけない。
数や量を出すよりもいいもの、 
選りすぐったものを商品化するという精神で
我々はやっています。」

村上龍「たぶんロングセラーを作ろうと思って
作るのはきっと無理だと思うんですよね。
もう最高の品質のものを作るとロングセラーに
なるんでしょうね。」

イトーヨーカドー 木場店の試食コーナーでは
桃屋の2年ぶりの新商品トムヤムクンの素で
作られた試食が配られていた。

他の食品メーカーは年間にいくつもの
新商品が出るのが当たり前。

しかし桃屋は新商品を出さない年がかなりある。
これは商品業界ではかなり異色。

イトーヨーカドー食品部の田原さん
「1週間何千という新商品が出回るが、
残っていく商品はほんの一握りしかない。

桃屋は出す頻度は少ないが出した商品は
売れるという印象があります。」

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小出孝之相談役とは?

桃屋の開発部に聞いてみると、
新商品を何とか出したいと思っているが
「アイデアが足りない」
「味付けがイマイチ」などと
却下されてしまうとのこと。

商品化までに高いハードルが存在する。
それは先代社長で現相談役の小出孝之氏(90歳)。

試食会は昼食を兼ねて毎週行われているが、
小出孝之氏のOKがでない限り商品化はされない。

そもそも「ごはんですよ!」や「搾菜」「キムチの素」
「食べるラー油」といったヒット商品は
すべて先代の孝之氏が商品化してきたのです。

搾菜は今でこそ誰もが知っているが
孝之氏が初めて出会ったときは
ほとんど知られていない食べ物だった。

それは孝之氏がまだ子供だった80年以上前のこと。

親に連れられ高級中華料理の店に入ると
料理の脇に添えられた漬け物のおいしさにビックリ。
これが搾菜との出会い。

その味が忘れられなくて桃屋に入社後、
搾菜を探しまわる。

たまたま中国から輸入された搾菜を見つけ、
製造元を辿り、伝統製法を学び商品化にこぎつけた。

しかし、誰も知らないものは売れないため、
当時人気だった007のパロディCMを放送。
これがお茶の間の目に止まり、
食べてみたら美味しいとヒットした。

この成功体験から、
日本の食卓にないものを作ろうと誓う。

その精神が生きる記憶に新しい
「辛そうで辛くない少し辛いラー油」は、
それまでは調味料だったラー油を
食べる調味料に変えた。

この商品名を考えたのも小出孝之氏。

代表的なヒット商品のほとんどは孝之氏が名付け親。
ユニークなネーミングはこれ。
「ごはんですよ!」。

孝之氏「当時は『時間ですよ』の
ドラマもはやっていたし、
ご飯の時に女房が『ごはんですよ』とばかりいうので、
それをつけちゃえと。」

商品化の高いハードルはいまだ健在だが
開発部のスタッフもただ引き下がってはいない。

最初の提案から実に15年。
「トムヤムクンの素」は開発部の執念で世に出たのです。



桃屋のこれから

村上龍「創造性と企業の経営をバランスさせるのは
簡単ではないと思うんですよね。
小出さんから見て先代はそのへんをどういうふうに
バランスさせてこられたんですかね?」

小出孝之「先代はよく『適正規模の経営をする』といい
むやみに規模を求めない。

むやみに広げるとちゃんと
お客様に提供できない。

もちろん成長は目指していますけれども。」

村上龍「事業の拡大が優先ではないってことですね。

偉大なる先代の守るべきところと
これから時代も変わってきますし
変えなきゃいけないところもあるかと思うんですが
そのへんのところはどういうふうにお考えになっていますか?」

小出孝之「私が課題として思っているのは
商品の使い方を知らないお客さまが多い。

桃屋の商品を使って
いろんな料理が簡単に美味しくできる。
その価値をもっとお客さまに伝えられれば
もっと使ってもらえると思う。」

桃屋の商品の価値をもっと知ってもらおうと
小出氏が始めたことがある。

ごはんのお供だった商品を料理に使おうという提案。

料理のレシピは会社のホームページで紹介。

どれも簡単に作れるものばかり。
実はこのレシピ、一人のスーパー主婦が考え出したもの。

桃屋が今力を入れているのが
自社商品を使った簡単レシピの提案。

ホームページには「ごはんですよ!」を使った
黒チャーハンや
「いかの塩辛」を使ったペペロンチーノの作り方が
載っている

そのレシピを考えたのはなんと一人の主婦だった。

お宅におじゃまして冷蔵庫の中を見せてもらうと
いちばん上のポケットは全部桃屋だ。

早速考案した料理を作ってもらうことに。

まずジャガイモを細切りにしてさっとゆでる。
そこに加えるのは桃屋の「穂先メンマやわらぎ」
これを一緒に和えてネギも少々。

これで「やわらぎと新じゃがの和え物」のできあがり。

そう、簡単レシピの特徴は
他の調味料を使わなくても味が決まること。

更にもう一品
今度は牛肉。
細めに切り分けたら油をひいたフライパンへ。

そこへ「桃屋の搾菜」を加え、軽く炒める。
これまた他の調味料なし。
あっという間に「牛肉と搾菜の炒め物」の
できあがり。

搾菜の味がピリッときいている

そこに現れたのは社長の小出氏。。
そう、主婦の正体は小出の妻の真実さん。

実はあの先代、小出孝之相談役の娘。

創業家に生まれ、
小さな頃から桃屋の商品を使った料理を
食べて育ったという。

そうした料理に目をつけたのが婿養子の小出氏。
桃屋のホームページに載っていたのは
創業家の秘伝レシピだったのです。

現在載っている127。
そのほとんどは真実さんが考案したものだったのです。

桃屋の簡単レシピ↓
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