【みんなの家庭の医学】動脈硬化の原因となる食後高脂血症の原因と改善法!

肥満

2016年7月12日放送の「みんなの家庭の医学」は
「名医が明かす!これだけは知っておきたい病の新常識スペシャル」

動脈硬化の新常識!
健康診断で異常がなくても動脈硬化が進んでいる人がいる。
食後高脂血の原因と改善法を紹介!

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1度硬くなった血管は元には戻らないというのが
常識だったが最近の研究では、
硬くなった血管もしなやかさを取り戻す可能性がある事がわかった。

このように医学の常識は日々塗り替えられている。
今回は名医が明かす!今これだけは知っておきたい病の新常識SP!

動脈硬化に関する常識クイズ

動脈硬化の原因は肥満、喫煙、運動不足、ストレスなど様々ですが
特に大きな原因は食生活。
中でも脂っこいものの食べ過ぎは大きなリスクに。

まずは動脈硬化についてどこまで知っているか
動脈硬化に関する常識クイズを出題。

第1問 動脈硬化になりやすいのはどっち?
A:揚げ物が好き
B:肉の脂身が好き

答えはBの肉の脂身が大好き

脂には植物性脂肪と動物性脂肪があり、
植物性脂肪より動物性脂肪の方が
体に入った時肝臓で中性脂肪に変化しやすい。
中性脂肪は私たちが生きていく上で大切なエネルギー源。

この中性脂肪が肝臓から身体中へ運ばれる時、
悪玉コレステロールも一緒に運ばれる。

通常は中性性脂肪4:1悪玉コレステロールの割合で
全身に運ばれる。

しかし、動物性脂肪を摂り過ぎると中性脂肪が増え過ぎ、問題が。

入れ物の大きさは決まっているので中性脂肪が大量に入ると
悪玉コレステロールが小型化してしまう。

そのため通常なら入れない血管の小さな傷口などから侵入し
プラークが巨大化し動脈硬化が進んでしまう。

しかし中性脂肪を増加させるのは
動物性脂肪だけではないのです

第2問 食べ過ぎると中性脂肪を増やすのはどっち?
A:そば
B:うどん

答えはBのうどん。

炭水化物に含まれる糖質も
中性脂肪を増やしてしまうのです。

でもそばもうどんも炭水化物。
ウソンの何が中性脂肪をより増やすリスクに?

実はうどんの糖質のほうが小腸で
吸収されるスピードが速いためです。

もし、うどん食べ過ぎると一気に大量の糖質が増える。
すると余った糖質が肝臓へ流れ中性脂肪を増加させてしまう。

その結果、血管内に出来たプラークが
何らかのきっかけで表面が傷つき、
破れると血管をふさぎ、血流がストップしてしまう。

その結果、突然死などを招く心筋梗塞などが
発症してしまうことも。

第3問:炎天下から冷房の効いた部屋に入ったあと、
プラークが破裂しやすい行動はどっち?

A:ビールを飲んでのどを潤す
B:タバコを吸いリラックスする

答えはB
炎天下から冷房の効いた部屋に入ると
その冷気によって血管は収縮。

そんな時タバコを吸うと、血管はさらに収縮。
血流のスピードが速くなりその刺激でプラークが破裂。
心筋梗塞などを発症する可能性が高くなると考えられる。



健康診断で異常がないのに動脈硬化が進んでいる人がいる

動脈硬化に詳しい名医、血管のスペシャリスト
東京歯科大学病院の小田原雅人先生に話を聞きます。

健康診断でコレステロール、中性脂肪、血糖、血圧など
何も問題がないと診断されたら
動脈硬化の進行はないといのが常識でした。

しかし、隠れた異常も持ってる人がかなりの数
いることが最近問題になっているとのこと。

これを調べるにはある特殊な血液検査で
血液の成分を調べるとわかるそう。

そこで健康診断で何も異常なしの人に協力してもらい、
特殊な血液検査を行った。

今回行うのは2回の血液検査。

1回目は健康診断と同様、前日夜9時以降から絶食し
当日の朝血液を採取。
2回目は先生がある事を指示してから採取を行う。

注目するのは血清。
健康な人の血清は透き通るが、異常がある場合は白く濁る。
この白い部分が中性脂肪。

参加した6人は全員1回目の血液検査では異常なしでした。

しかしあることをしてから2回目の血液検査をすると6名中
3名の方が白く濁ったのです。

2回目の2時間前にしたこととは
先生の指示どうり、揚げ物たっぷりの食事を
同じ量摂ってもらっていたのです。

通常の健康診断では、前日の夜以降は
何も食べず空腹の状態で採血をするもの。

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食後高脂血症とは?

つまり、普段の検査では見つからない隠れ中性脂肪とは
食後にだけ増加する中性脂肪の事で、
食後高脂血症と呼ばれる。

私たちが食事をすると食事の脂肪分は小腸から吸収され
中性脂肪へと変化し血管へ運ばれる。

食後の後は誰でも中性脂肪が多少は上昇するもの。
しかし、中性脂肪が増え始めると
リポ蛋白リパーゼという酵素が中性脂肪をすぐ分解してくれる。

しかし何らかの理由でこの酵素の力が弱まると
分解が追いつかず、基準値がオーバーしてしまうことに。
すると透明だった血清が濁ってしまう。

血液中に中性脂肪が余った状態で次の食事をする。
そしてさらに中性脂肪が増えるというふうに
1日中基準値オーバーに。

ではなぜ通常の健康診断ではわからないのか?

それは、前日に何も食べないと
寝ている間に正常値にもどってしまうため。

1日中中性脂肪が高い状態が続く事で、
血管壁が傷つき悪玉コレステロールが
プラークを作りやすくなり、
動脈硬化が進行してしまう。

6名の血管年齢を測定してみると
2回の血液検査で異常がなかった方たちは血管年齢も若く
2回目の検査で食後高脂血症だった方たちは
血管年齢が実年齢より上でした。

食後高脂血症の3人と正常な3人の30年前の写真を比べた。
正常な人は体型に変化がなかったが、
食後高脂血症の人は昔に比べて太っていた。

昔より太った人は食後高脂血症を招きやすいと
言われています。

食後高脂血症の原因

内臓脂肪が関係していて、食事や運動の影響がすぐに出やすく、
昔に比べて太った人は内臓脂肪がついている可能性が高い。

内臓脂肪が多い人ほど食後高脂血症になりやすい。

食後高脂血症だった3名の内臓脂肪をMRIで検査すると
女性2人はメタボ基準がオーバーしていた。

内臓脂肪が溜まっている人は分解酵素の働きが悪化し
中性脂肪が分解されにくくなる。

高橋英樹さんが
「通常の検査で中性脂肪が高い人は食後は
もっと上がっている?」と質問。

先生は「通常の検査で中性脂肪が高いと
食後はもっと高くなってる」と答え、
食後高脂血症の人も同じくらい動脈硬化が進んでいる
可能性があるとのこと。

改善法は脂物を控え運動をする事だが
もっと簡単に改善できる方法があるとのこと。

食後高脂血症を改善するための方法

食後高脂血症だと診断されたKさん(58歳)が
食後高脂血症の改善法を試した。

Kさんは30年前はモデル体型だったが、
今はくまモンのような体型に。

とはいえKさんは健康診断では何も問題がなく、
BMIも24だった。

1つ目の改善法は「水溶性の食物繊維から先に食べる」
水溶性食物繊維とは水に溶けやすい食物繊維のこと。

納豆、オクラ、なめこ、なめたけなどのネバネバ食材や
のり、わかめ、こんぶなどの海藻類、
大根、ニンジン、ごぼうなどの根菜類があります。

水溶性食物繊維は腸に入るとゲル状に変化し腸の内壁などに付着。
後からきた脂肪分などの吸収を抑える効果があるのに加え、
リポ蛋白リパーゼを活性化するともわれている。

そのため、最初に食べておけば
食後の中性脂肪の急上昇を抑えることができる。

2つ目の改善法は「食後30分から1時間の間に10分のウォーキング」
食事でとった脂肪分が血液中に流れ出してくるのが30分~1時間後なので
そのタイミングに合わせて有酸素運動を行えば
わずか10分でも効果がある。

Kさんに1週間、2つのポイントを守った生活を送ってもらい
食後の中性脂肪値を測定し、変化を見ることに。

1日目の
朝食は水溶性食物繊の食材をたっぷり。
めかぶ、納豆、さつまいも、わかめ、梅干し

食後40分後に歩いてお買い物。

毎食後欠かさずウォーキングができるよう
1日の買い物を一度で済ませるのではなく
朝食後と昼食後の2回に分けることにしたのです
駅前までお金をおろしに行きと帰りで15分ほど歩きました。

昼食は
おくら、なめこ、春菊、のり、ブロッコリースプラウト。
作ったのは水溶性食物繊維たっぷり和風のパスタ。
具材もさることながら麺にもポイントが。
実はパスタは麺類の中でも水溶性食物繊維が多めな食材。

昼食後買い物に。
夕食は人参、カボチャ、フランスパン、エシャロット。

エシャロットはらっきょうとよく似ているネギ科の野菜
実はこれオクラやなめこなどのおよそ8倍という
水溶性食物繊維たっぷりのまさにキング食材なのです

その調理法にもKさんこだわりのポイントが。

まずはエシャロットをみじん切りにして
香りが出るまで炒めたら鶏肉と一緒に煮込む。

スープの一部にすることで
水にとけやすい水溶性食物繊維を煮汁ごと
余すところなく食べられる。

そして、もう1つのポイントはフランスパン。

実はフランスパンも水溶性食物繊維が
たっぷり含まれる食材なのです。

1週間後、前回と同じ食事を摂り採血を行った。
結果、隠れ中性脂肪のにごりがなくなっていた。
数値も検証前は168と基準値を上回っていましたが、68。
何と半分以下に減少。

さらにためこんでいた内臓脂肪も約10%減少していたのでした。
(153.34→134.7に。 基準値は100以内)

このまま続ければそう遠くない将来
基準値以下になることも期待できると先生は言います。

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