【カンブリア宮殿】有機・低農薬野菜宅配の「らでぃっしゅぼーや」国枝社長の取り組み

らでぃっしゅぼーや、野菜

2016年7月15日放送の「カンブリア宮殿」で
「らでぃっしゅぼーや」がとりあげられました。

おいしくて安心・安全な野菜を届ける「らでぃっしゅぼーや」。

有機野菜に伝統野菜、さらに10分で調理できる
野菜たっぷり料理セットまで!

進化する野菜宅配ビジネスに迫ります。

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らでぃっしゅぼーやとは?

都内に住む須田さんは食材は
宅配サービスを利用しています。

宅配が届くと
有機栽培で作られた野菜が届いた。

持ってきたのは「らでぃっしゅぼーや」と
いう宅配サービスの会社。

注文はネットやカタログで
全国の契約農家が有機栽培し
無農薬低農薬で育てた野菜が
これでもかと載っている

1品から注文できる。

一番人気は「ぱれっと」という
野菜詰め合わせセット。

客は中身を選べず中身は
らでぃっゆぼーやにお任せ。

須田さんも週に1回パレットを利用。

須田さんが注文したのは
野菜や果物が10種類入っているタイプで
2841円から。

実は野菜の他、魚や肉も取り扱っている。

らでぃっしゅぼーやは全国の農家2600軒と契約している。

生産者の小俣さんは華クイン(トマト)を
らでぃっしゅぼーやに卸して10年になる。

華クインは甘さと酸味のバランスが人気。

ただ、普通のトマトより多くの身をつけるため
常に間引きが必要で手間がかかる。

手間がかかるといえば肥料も。
米ぬかなどを発酵させ肥料を作っている。

有機栽培とは化学肥料を使わない農法。
農薬は無農薬か最低限の農薬に抑えるのが
らでぃっしゅぼーやのルール。

農産部スタッフ25人が全国の農家を回り、
生育状況などをチェックしている。

収穫した野菜は農家から直接
全国5ヵ所の配送センターに送られる。

野菜は新鮮なまま箱に詰められ、
いよいよ出荷となるのだが
最後に何やら紙が挟まれた。

実はこれが重要だという。
書かれているのは農薬の使用状況。
ほとんどはなしだが、
なかには使っているものも。

更には生産者の名前に
住所の番地まで書いてある。

野菜宅配の大手のなかで
ここまでやっているのは
らでぃっしゅぼーやだけだという。

野菜は農家を出てから
36時間以内に利用者に届ける。
これもらでぃっしゅぼーやのルール。

さんぶ野菜ネットワークも
らでぃっしゅぼーやの契約農家。

生産者の富谷さんは
住所が公開されることにプレッシャーはあるが、
いいものを作る努力になるという。

さらに食べた人からのお礼状を
もらうことができるようになったという。

そんな富谷さんの元にでぃっしゅぼーや社長の
国枝俊成さんがやってきた。

今や会員数16万人。
有機野菜の宅配ではトップを走るらでぃっしゅぼーや。

それを率いる国枝さんの信条は
国枝「独自性を活かし伸びていけば、
安心・安全な食材が広まると思っています。」

社長の独自性のある取り組み

国枝社長の言う独自性のある取り組み。
そのひとつが一部の地方で
古くから栽培されてきた伝統野菜の発掘。

その地域以外には出回らず
見慣れないものが多い。
らでぃっしゅぼーやは
こうした野菜を全国から発掘。
100種類を登録している。
この規模はらでぃっしゅぼーやだけ。

日本前項の伝統野菜を
「いと愛(め)づらし」シリーズとして販売。

仕掛け人の潮田さんは
年間400軒の農家を回っている。

この日訪ねたのは群馬・太田市の農家。
ここで発掘したのは大型山東菜という野菜。

この地域で室町時代から食べられている伝統野菜である。
だがスーパーなどで扱ってもらえず生産者が激減した。

大型山東菜はいと愛づらしシリーズで
230円で販売され人気となったのです。

らでぃっしゅぼーやは有機栽培宅配会社の中で
売り上げ・会員数トップに立っている。

スタジオで「ぱれっと」を紹介。
セットの中身は農産部にいるプロが
旬の野菜を入れているという。

伝統野菜は調理法やレシピも
いっしょに配送しているとのこと。



国枝社長の改革

ドコモショップの店内に
らでぃっしゅぼーやのディスプレイがある。

実は4年前からNTTドコモグループに入った。
ドコモ通販サイトからも野菜が買え、
客層が広がったという。

らでぃっしゅぼーやは1988年に市民団体を母体に誕生。
会員数を増やしていたが、人口の減少やライバルの出現などで
2009年頃から売り上げはジリ貧となった。
そんな中2012年にドコモに買収されたのです。

国枝さんは2014年に社長に就任。

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国枝さんさんは元NTTのエンジニアとして
通信設備の設計をし、
NTTドコモ九州支社社長などを歴任した。

農業はまったくの門外漢だった

社員の意識を探るため、
自らさまざまな現場をまわった国枝さん。

ある日配送センターの箱詰め作業を見て驚いた。
詰められていたのはふぞろいの野菜。

なかには小さすぎたり虫がついているものも。
有機野菜とはいえ、基準があるのに
それを明らかに満たしていなかった。

どういうことなのか?
そこにいた社員に問いただすと
「農家が一生懸命作ったものですからこのくらいは…。」

生産者を大事にするのはいいが
顧客目線がおろそかになっている。
そう感じた。

この出来事をきっかけに
顧客目線を植え付けるため、
国枝が始めたことがある

会議で、流れてくる音声にじっと耳をすませている
役員みんなで聞き入っていたのは客のクレーム。

「新玉ねぎが届いたんですが、
明らかに茶色く変色していて。茶色くてへこんでいるのに
なぜ見落とすのかなと思って…。」

こうした声を毎月聞いているのです。

紙での報告ではなく
生の声を聞くことにこだわっている

数日後、配送センターをのぞいてみると
クレームのあった新玉ねぎを袋詰め中。

1つ1つ触って傷みがないかチェックする姿が…。

現場の隅々まで情報を共有し、
いち早く対応できる仕組みを作ったのです。

更に重視していることがもう1つ。

国枝「配送クルーの皆さんがまさにらでぃっしゅぼーやの顔。
毎週対面しているクルーの応対が評判につながっている。」

配送クルーは300人全員がらでぃっしゅぼーや専属で働いている。
この日は出発前にクルーが集められた。

始まったのは野菜の勉強会。
生産者を招いての勉強会が定期的に開かれ、
クルーは野菜に詳しくなっていく
1つひとつの品種の味まで頭にたたき込むのです。

そしてそれがすぐに活かされる。
らでぃっしゅぼーやの配送クルーは
セールスマンの顔も持つ。

注文がとれれば利益の一部を配送クルーに。
国枝社長はその割合をアップ。

クルーの大澤さんは接客を自身で考え実践している。

傷みやすいトマトは新聞紙にくるんで渡すなど
気配りをしている。

また、箱の中身を移し替え、
ダンボールを持ち帰るなどしている。

ダンボールを持ち帰えればゴミにならない。
これも大澤さんのアイディア。

国枝社長は今年から、営業成績や無事故など
5部門で優秀な配送クルーを表彰するようにした。

あの大澤さんも、お客様から届いた喜びの声が評価され
「喜びボイス優秀賞」に輝き、表彰された。

待遇アップに加え陰の努力も表彰!
モチベーションが上がればきっと顧客満足度も上がるはず。

国枝改革は数字にも表れている。
社長就任後業績はV字回復しているのです。



簡単に料理ができる10分料理セット

らでぃっしゅぼーやを利用する國分さんは
息子を出産し、手の込んだ料理などできなくなったため
「10分料理セット」を購入。

「10分料理セット」とは10分で簡単に料理が作れる野菜のセット。

季節ごとに10種類を販売している。(2人前 980円~)

「彩り5種野菜の黒酢酢豚」を作ってみる。
カット野菜を炒め、肉の入ったタレを投入し
和えれば完成。6分ほどでできた。

セットの野菜・肉・調味料など、
全てはらでぃっしゅぼーやの基準をクリアしたもの。

このセットを企画・開発したのが東海林さんで
子育てママのために考えた。

群馬・昭和村の野菜くらぶに東海林さんは新メニュー探しにきた。
畑には無農薬のホウレンソウがあり生で食べられる。
ここには野菜の加工工場もあり、
10分セットの野菜カットを委託している。

東海林はカットされる野菜(ほうれん草、玉ねぎなど)を
定規で測っている。
一緒に野菜を投入し、同じように火が通るサイズか
確認している。
翌日、新メニューの夏野菜のガーリックソースパスタを試作・試食した。

東海林さんがスタジオで10分セットの酢豚を作った。
人参は一緒に火が通るようゆでてパックしているという。

プラットフォームの提案

ヨーロッパや北米では4。5兆円のオーガニック市場があり、
日本では人口対比で1兆円だが、
現状は1500億円だという。

日本の高温多湿の気候で有機野菜を作るのはコストが割高で、
また業界としてPR不足な理由があるという。

国枝がライバル会社の大地を守る会にやってきた。
そこでライバル2社(大地を守る会とオイシックス)の社長に、
オーガニック業界を大きくする趣旨で
業界全体に共通するプラットフォームを作る提案をした。

3社は独自基準で有機野菜を作り販売をしていて、
基準を統一し消費者にわかりやすくする狙いである。

2人の社長は賛成をした。

日本の食卓にもっと有機野菜をー
その新しい種がまかれた。

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