【あさイチ】おたふくかぜで難聴になることも!予防接種を受けよう

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病気、子供

2017年2月23日放送のNHK「あさイチ」の
「甘く見ないで!おたふくかぜ」

おたふくかぜの予防接種は任意ですが、
かかると難聴になる可能性もあります。

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おたふくかぜで難聴に

子どもの頃にかかった記憶がある人も多い、
おたふくかぜ。

正式名称は流行性耳下腺炎。

流行性ということもあってこれからの季節
春から夏にかけて流行しやすいといわれています。

多くの場合は自然に治るものではあるのですが、
まれに数百人から1000人に1人ほどの
割合である障害が残ることがあります。

都内に住む小学2年生の西尾癒菜さん。

2年前、おたふくかぜにかかりました。
それが、思いもよらない事態を招きました。
重度の難聴です。
両耳の聴力を完全に失いました。

母親の真理さんはまさかおたふくかぜで
難聴になるとは思ってもいませんでした。

真理さん「1週間ぐらい寝ていれば
治ると軽い気持ちでいた。
テレビの音とか会話が聞こえづらく、
何回も『もう一回言って。全然聞こえない』と
いわれてちょっとおかしいと思い始め、
2~3日で聞こえなくなりました。」

おたふくかぜは感染力の強いウイルス
(ムンプスウイルス)によって
広がります。

感染すると通常は耳の下が大きく腫れ
2、3日熱が出たあと自然に治ります。

しかし、ウイルスが耳の内部に入り込むと
難聴を引き起こすことがあるのです。

癒菜さんは、今人工内耳と呼ばれる
装置をつけています。

人工内耳は、耳に装着した小型のマイクで
音を集め、それを頭に埋め込んだ受信器へ
伝えることで音を認識するものです。

これである程度聞こえるようになりましたが
十分ではなく、授業についていけないことも
あります。

聞き取れない部分は友達に助けてもらい
家でも家庭教師をつけて勉強に励んでいます。

一方で真理さんは、
あることを今も後悔し続けています。

見せてくれたのは癒菜さんの母子手帳です。

そこには、予防接種の記録が残されていました。

自治体から知らせが来たものは
すべて接種していましたが、
おたふくかぜの予防接種は
打っていませんでした。

予防接種には定期接種と任意接種の
2種類があります。

定期接種は、予防接種法で定められた病気が対象。

費用もほとんどの場合が公費負担で
自治体からの通知もあるため
接種率も高いのが特徴です。

ところが、おたふくかぜは
希望者が各自の判断で行う任意接種。
費用も原則自己負担です。
その接種率は3割程度にとどまっています。

癒菜さんが難聴になってから2年。
真理さんは、改めて
おたふくかぜの怖さを感じています。



おたふくかぜの予防接種は任意

瀬田アナ「おたふくかぜは以前は定期接種でした。
ただ副反応が認められたことから
平成5年に任意接種に変わって、
それ以来原則、自己負担で行うものとなっています。

日本耳鼻咽喉科学会の医師で守本さん
にお越しいただきました。
今、おたふくかぜが増えているんですね。」

守本「今までは4年に1回の周期で大流行していました。

春から夏にかけて流行することが多かったのですが
ここ2年くらい季節性がなく、年がら年中
はやっているような状態です。

4、5年周期で流行するといわれているんですが
最近2年間は流行しています。
一度はやると、ものすごく全体的にはやってくるんです。」

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井ノ原「もともと難聴になってしまうかもしれないということは
昔から分かっていたことだったんですか?」

守本「昔から分かってはいるんですが
定期接種がやめられてから
難聴の子たちが増えてきているんです。」

瀬田アナ「全体の数字が分かっていないということで
今、調べようという動きをしているところです。」

守本「結局3割くらいは、耳の下が腫れたりしないものです。
いろいろなところで統計を出してるんですが、
おたふくかぜが原因での難聴かということが
分からないんです。」

柳澤「定期接種から任意接種に変わったのは
副反応がきっかけだったとおっしゃっていました。
副反応、副作用というのはどういうものでどのくらい
重篤なものですか?」

守本「予防接種をすることによって2000人から2万人に1人と
ばらばらなんですが、無菌性髄膜炎というものを発症しています。

無菌性髄膜炎は高い熱が出て意識がもうろうとしますので
お母様方も怖がります。

ただ後遺症が何か残ったりすることはないんです。

しかし、かかってしまうと数百人から1000人の割合で1人
難聴になってしまうということがあります。

ましてや片方側だけ難聴になっても日常生活が大変です。
両方難聴になってしまうと
先ほどのように人工内耳をつけても結構苦労するという
症例があります。

なので、私はワクチンを打ったほうがいいと思います。」

有働アナ「ワクチンを打っていない人は
何歳までぐらいにうったらいいですか?」

守本「本来でしたら1歳くらいで1回打って、
2回打つのがいちばん理想的です。

1歳の間に打って数年たって打つというのが理想的です。
けれども、1回予防接種を打っただけでも9割以上、
免疫を獲得することができるといわれています。」

柳澤「11、12歳になったときに
おたふくかぜになってないと分かったら、
ワクチンを打ったほうがいいですか?」

守本「私は打ったほうがいいと思います。
3割くらいは不顕性感染という何の症状もなく、
おたふくかぜにかかっていた可能性があります。

自分に免疫があるかどうか調べていただいて
ないんだったら予防接種を受けるのでもいいと思います。」

瀬田アナ「感染力は高いので親がなって、
子どもにうつってしまうということもあります。

ハードルになるのは、現状は自己負担に
なってしまうことです。
幅がありますが4000、5000円から
7000、8000円まで病院によって幅があります。
しかし全額助成してくれる自治体もあります。

例えば渋谷区では1歳から3歳が対象ですが
1回だけ全額免除ということもやっています。
お住まいの地域で確認していただくといいですね。」

柳澤「定期接種から任意接種に変わったのを
もう一度任意接種から、定期接種に変える
ことはできないんですか」。

守本「定期接種にしてほしいなと思っています。
今回調査するのもそのためです。

調査して、苦労している人が
どのくらいいるというのを明らかにして、
定期接種にしてほしいということを
訴えていこうと思っています。

あとは新しい、副作用が少しでも
きつくないワクチンの開発を急いでほしい
と訴えかけていきたいと思います。」



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