【家庭の医学】心筋梗塞は悪玉/善玉比が重要!予防に水溶性食物繊維

水溶性食物繊維

2016年2月9日に放送の「みんなの家庭の医学」で「心筋梗塞」について取り上げられていました。

心筋梗塞の発症を簡単に予測する方法があった!
心臓の血管にできる危険な「白く光るプラーク」の正体とは?

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心筋梗塞になりやすい人は光るプラークがある

年間約4万人が死亡、12月~2月に死亡者数が増加する心筋梗塞。

そもそも心筋梗塞とは、心臓の血管、冠動脈にできたプラークと呼ばれるコブが何らかのきっかけで破裂。血管を詰まらせることで心臓の筋肉が壊死してしまう病。

特に寒いこの時期は熱をにがさないように血管が収縮することが多く、血圧が上昇しやすい状態になりがち。
すると勢いを増した血流がプラークに刺激を与え、傷つきやすくなり、心筋梗塞が増えるという。

どうすればプラークを破壊させず心筋梗塞を未然に防げるのか?
ご安心ください。

近年の研究で心筋梗塞の発症を予測できるかもしれない新事実が確認され始めたというのです。

大阪・吹田市の国立循環器病研究センターの野口暉夫先生は、心筋梗塞を起こす人には共通の特徴があるという。

私たちは誰でも長い年月をかけて冠動脈にコレステロールがたまっていき、やがてプラークと呼ばれるこぶ状の病原を形成します。

先生はプラークの中には将来破裂する可能性が高いものとそうでないプラークが存在し、
破裂する可能性が高いプラークはMRIで撮影すると白く光るというのです。

光るプラークの中身は血管の壁に入り込んだコレステロール。
そのためジュクジュクと柔らかく破裂しやすい状態にあるのです。

しかし、誰でもコレステロールは血管にたまっているもの。
プラークが光る人と光らない人の違いは?

そこで今回は心臓をMRIで撮影し、光るプラークを持っている方と持っていない方の違いを比較してみます。

コレステロール値が高いと診断された男女3人が改めて血液検査を実施したところ、全員コレステロール過多という結果に。

このなかで心筋梗塞を起こす可能性のある光るプラークを持っているのはだれか。

Mさんは運動不足、Sさんは痛風になるほどカロリーの高い食事が好き、Kさんは炭水化物大好きなぽっちゃり体型。

Mさん、Sさんはクリア。
Kさんの冠動脈には光るプラークが存在していたのでした。

実はプラークが光るか光らないかは総コレステロール値を見るだけではなく
悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率を見る見方も大事だとのこと。

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悪玉コレステロールと善玉コレステロール

コレステロールには悪玉(LDL)と善玉(HDL)があります。

悪玉コレステロールは、細胞膜の成分やホルモンの原料として肝臓で合成され、血液によって全身へ運ばれます。

悪玉コレステロールは悪い物質というイメージがありますが、実は細胞を修復するなど必要不可欠なもの。しかし、必要以上に増えすぎるとプラークを形成するのです。

この増えすぎた悪玉を掃除するのが善玉コレステロール。

悪玉コレステロールと善玉コレステロール2つのバランスが大切

バランスの目安は悪玉/善玉比が2.5以上だと心筋梗塞を起こす光るプラークが出来る可能性が高いといわれています。

先ほどの女性Kさんは181/56で約3.2という比率でした。

光るプラークが見つからなかった2人は2.1と2.3と2.5下回る値でした。

野口暉夫先生は悪玉/善玉コレステロール比が高い方は将来心筋梗塞を起こす可能性が高い、比率が2.5を超えていないか確認することが大切だと話しました。

健康診断の血液検査の、悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率をぜひ見てみてください。

ちなみにキャイーンの天野ひろゆきさんの悪玉/善玉比は3.6でした。

計算方法
悪玉コレステロール→169基準値は140未満)
善玉コレステロール→47(基準値は40以上)
169÷47=3.6

野口先生の調査では光るプラークが見つかった3割は5年以内に狭心症・心筋梗塞を発症しているとのこと。

しかし、これだけが心筋梗塞のリスクではなく
下の該当する項目が多いほど心筋梗塞の発症のリスクが上がります。

[su_box title=”心筋梗塞発症のリスク” box_color=”#bdb5b5″]
悪玉/善玉比は2.5以上
血圧が高い
血糖値が高い
喫煙習慣がある
[/su_box]

心筋梗塞のリスクを減らす方法を野口先生が解説。

プラークができていても善玉コレステロールを増やすことで、善玉コレステロールがくっついて悪玉をコレステロール回収してくれます。。
そうやって心筋梗塞のリスクを下げるのです。

ではどうすれば善玉を増し、悪玉コレステロールとを減らすことができるのか?


悪玉/善玉比を改善する方法

悪玉/善玉比を改善する2つの方法を大公開。


【悪玉コレステロール値を下げる方法】

悪玉コレステロール値を下げる方法は
水溶性食物繊維を多く摂る事。

食物繊維には水溶性と不溶性とあります。

水溶性食物繊維は水に溶けやすい食物繊維でニンジンなどの根菜類やきのこ類、海藻類や
納豆やオクラなどのねばねば食材にも多く含まれています。

水溶性食物繊維は水に溶けることで腸内でゲル化、悪玉を包み込み便として排出させる作用があるのです。




【善玉コレステロールを増やす方法】


善玉コレステロールを増やす方法はウォーキングすること。

先生曰く8000歩から1万歩歩くことで、善玉を増やす作用のあるリポプロテインリパーゼというホルモンが活性化し、善玉コレステロールを増やすことができます。

しかし、善玉コレステロールを増やす効果が出るまでには時間はかかるといわれているのでまず、短時間で目指す場合は悪玉コレステロールをいかに下げるかが重要とのこと。

という事で、光るプラークのあると考えられる方はまず悪玉を減らず水溶性食物繊維の摂取から始めたほうがいいとのこと。


水溶性食物繊維&適度なウォーキングで悪玉・善玉比は改善されるか検証

水溶性食物繊維&適度なウォーキングで悪玉・善玉比はどこまで改善されるか検証。

協力してもらうのは検査で心臓に光るプラークが見つかったさきほどのKさん。

1.8g以上の水溶性食物繊維を毎日摂る
2.8000歩を目標に出来る限り歩く

Kさんにこの2つを10日間行ってもらいます。

ちなみに水溶性食物繊維8gは納豆だったら約5パックで摂取できます。

しかし、Kさんの1日の水溶性食物繊維摂取量はチェックしてみると2.2gで推奨量8gに及ばない。

さらに1kmの会社へも車で移動する。
また仕事でもほぼ動かない。
この日歩いたのは2049歩。

ということでKさんを光るプラークから救うため順天堂大学 高橋徳江先生に協力を依頼。
高橋徳江先生は生活習慣病などの病を防ぐ管理栄養学のスペシャリスト。

高橋先生は効率よく水溶性食物繊維を摂取できる食材をリストアップし、アイデア料理を考案。

早速、高橋先生考案のアイデア料理を作ります。
[su_box title=”検証初日” box_color=”#bdb5b5″] 

朝食
1.爆弾おにぎり
ご飯にすりごまと梅干しを入れて混ぜのりを巻く

2.のりとアボカドのサラダ
アボガドを切り、スモークサーモンをわさびマヨネーズであえ、のりをかける
アボカドには、悪玉コレステロールを減らすオレイン酸も豊富

のりとアボカドのサラダ

3.人参とわかめの味噌汁

4.オクラのせ冷奴
朝食の水溶性食物繊維は計3.9g

昼食
・えのきだけとひじきのモダン焼き
小麦粉をボウルに入れ、ここに裏ワザ食材の粉寒天を入れます。
(粉寒天は天草の粘液質を凍らせ乾燥し、粉末にしたもので8割が水溶性食物繊維。
スープやご飯にちょいたしすることで効率よく食物繊維を摂取できる便利食材。)

1cm幅に切ったえのきだけとひじきを加え、中華麺とともに焼いて出来上がり。

えのきだけとひじきのモダン焼き

えのきだけとひじきのモダン焼き

・押し麦とオクラの味噌汁
昼食の水溶性食物繊維は計3.8g

夕食
・にんにくの芽と牛肉のオイスターソース炒め
・かんぴょうとにんじんのきんぴら
・ワカメとなめこの味噌汁
ご飯は粉寒天を入れて炊きました。

夕食の水溶性食物繊維は計3.1g
 [/su_box]

この日、1日の水溶性食物繊維摂取量は合計10.8g。

歩いて会社にも行き、歩いた歩数は6799。

こうして食事とウォーキングを10日間続けました。

10日後に再び血液検査をします。

すると、悪玉コレステロール値は181から165へ。
善玉コレステロールは56から55とほぼ横ばい。
善玉コレステロールは検証期間が短いため、まだ変化は見られませんでした。

しかし、悪玉/善玉比は3.2から3.0に下がっていたのでした。

心筋梗塞のリスク、光るプラークを減らすには水溶性食物繊維とウォーキングが効果的です!

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