2016年2月27日放送の「サタデープラス」のドクタープラスは「血管若返りの大スクープ!最強長寿食“凍み大根”&“トマト寒天”SP! 」
長寿研究の二大権威がすすめる最強長寿食を特集!
ここでは善玉コレステロールを増し、血管の老化を防いで老化防止が期待できる「トマト寒天」について紹介。
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血管の老化を防ぐ食材 トマトと寒天
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果が期待できるスーパー食材。
それを教えてくれるスーパードクターは、これまた日本一の長寿県、長野にいた。
諏訪中央病院名誉院長、鎌田實先生。
減塩と野菜の積極的な摂取、そして適度な運動を県民に広く勧めることで、長野県を日本一の長寿県にと導いた立て役者の一人。
そんな鎌田先生が勧めるのがトマト寒天。
血管の老化を防いでくれるというトマト寒天。
基本的な材料は、皆さんよくご存じの“乾物の寒天とトマト”
しかしこの寒天、実はすごいパワーの持ち主だった。
鎌田實先生「このところずっといろんな科学的論文がたくさん出て、免疫の中枢は腸にあると。
腸をよくしておくことが、免疫力を高めて、体の抵抗力を保ってくれるんじゃないかっていわれていて、腸をよくするものは、発酵したものと繊維。
その中でも最も繊維の王様は、寒天なんだと。」
腸を元気にしてくれる食物繊維の含有量が、あらゆる食品の中で、トップクラスという寒天。
その量はなんと一般的に食物繊維が多いといわれる、ごぼうの13倍。
そんな寒天を3か月間、週5日以上食べ続けた方のデータを見てみると、悪玉コレステロールが大幅に減少していることが分かる。
一方、寒天に加えるトマトも負けてはいなかった。
鎌田實先生「トマトの赤い色素がリコピンで、黄色や緑の色素のベータカロチンよりも2倍ぐらい抗酸化力がある。」
トマトにたっぷり含まれるリコピンは、抗酸化力が極めて高く、血管の老化を防ぎ、動脈硬化の予防に大きな効果を発揮するという。
さらに、最近、カゴメがこのリコピンには食事で増やすのは難しいとされてきた、善玉コレステロールを増やす働きがあることを発表
トマト寒天は、悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やす効果が期待できる、完璧な食材なのです。
鎌田先生も日頃から食べているという、トマト寒天。
一体、どうやって作るのか。
日本一の寒天の生産地、長野県にある工場(有限会社 イリイチさん)を訪ねました。
寒天作りはまず、原料となる海藻のてんぐさを、半日かけて煮込んで蒸し上げる。
そこから抽出した煮汁を寝かせて固まったものが、生寒天。
ちなみにこれを細くしたものがところてん。
そしてここからが食物繊維を凝縮し、血管の老化を防いでくれる、寒天作りの本番。
一般的な粉状の寒天は多くが工場内で作られるが、こちらでは昔ながらの製法で生寒天を1本ずつ丁寧に厳寒の屋外に並べていく。
気温が極めて低いわりに、積雪量が少ない長野県諏訪地方。
この時期のこの気候がおいしい寒天作りには欠かせないとのこと。
氷点下となる夜に凍り、昼間、太陽に当たって溶ける。
これを2週間ほど繰り返すことで、寒天の中の水分が完全に抜け、乾物となる。
その仕組みは先ほどの凍み大根と同じ。
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800gあった生寒天から、水分が完全に抜け切り、重さ100分の1、僅か8g。
長野名産の棒寒天が出来上がる。
このほとんどすべてが、悪玉コレステロールを減らしてくれる、食物繊維なのです。
さらに、天日にさらされずに作られることが多い粉寒天と比べ、カリウムは1.7倍、マグネシウムは2.6倍、カルシウムは5倍以上と、必須ミネラル分も豊富に含まれている。
ちなみにこの棒寒天、長野県以外でも大きな乾物屋さんに行けば、棒寒天や角寒天の名前で売られています。
トマト寒天の作り方
では、肝心のトマト寒天は、どうやって作るんでしょうか?
地元の寒天料理名人に教えていただくことに。
さっそくおじゃまするとキッチンには大量の棒寒天が…。
五味さん「うちの場合は水でひたしておみそ汁に入れたり、いろいろに使います。」
地元では大量に購入するのが普通なんだとか。
【トマト寒天の作り方】
『材料』
棒寒天→1本
水→300cc
無塩トマトジュース→300cc
トマト→適量
※レモン汁・ハチミツ・砂糖は好みで。
『作り方』
1.棒寒天1本を細かくちぎり、よく水で洗う
2.①を20~30分ほど水に浸したあと、もみ洗いして絞って水気をきる。
※棒寒天が無い場合は、粉寒天でもO.K
3.水気をきった棒寒天を水を入れた鍋に入れ、中火にかけゆっくりとかき混ぜながら、煮溶かす。
4.トマトはへたを取り除き、十文字に切り込みを入れ、沸騰した鍋の中に入れ皮をむき、
種をとりきざんで、③の鍋の寒天液に入れる
※トマトは食感を味わうためなので、トマトジュースだけでもO.K
5.沸騰したら更に1分弱火で煮てトマトジュースを加えて軽く混ぜ合わせ火を止める。
6.型となる容器に移す。
※冷蔵庫で保管すれば約1週間日持ち可能
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことで、血管の老化を防いでくれるトマト寒天。
実は、ほかにもすごい効果が。
鎌田實先生「繊維の王様の寒天を食べてもらうと、腸の機能がよくなっていくので、当然、善玉菌も多くなって、便秘も解消していくし、塩分を体中から低下させる作用も少しあるんで、血圧も少し下がってくる。」
寒天を食べ続けると、血糖値を下げる効果があることが判明。
糖尿病の予防にもつながるというのです。
血管をはじめ、体にいいこと尽くしのトマト寒天。
ぜひお試しください。
スタジオでも試食。
さわやか!などの声。
おおたわ史絵「ダイエットしたいときに、これ作り置きしておいて食べると満足度、おなかで膨れますから、食物繊維なんで。」
感想
トマト寒天は材料をそろえれば家でも作れますね。
色が鮮やか!
ダイエットにもよさそうです。
次週(3月5日)はこじるりちゃんの蒸ししょうが生活に密着をするようです。
少し前に“酢しょうが”をやりましたが、どんな感じなんでしょうか?
気になります。
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