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2022年7月15日放送の「あさイチ」は「プレミアムトーク 吉岡里帆
芝居もお笑いも全力!コントまで!

こちらでは通好みの人気漫画、漫画好きの吉岡里帆さんにもおすすめというマンガ4冊の紹介です!

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通好みの人気漫画、吉岡里帆さんにもおすすめのマンガ

吉岡里帆さんは漫画の本が大好きということで
吉岡さんが読んだことはないであろうという作品を裏テーマで選びます。

選んでくれたのはいか文庫の名前でインターネット上で漫画の紹介をしている書店員の粕川ゆきさんです。

ヤコとポコ

ヤコちゃんとポコちゃん。
ポコちゃんはロボット。
各家庭にアシスタントロボットがいるという未来を描いた物語です。
この世界のロボットは3種類のモードがあり、かんぺき、てきとう、ダメの中から選べるのですが
1回設定すると変更ができないという設定。
ポコちゃんはてきとうモードに設定された猫型ロボット。
このポコちゃんがものすごくかわいいので顔を緩ませながら読める漫画です。

主人公は漫画家のヤコ。
月刊誌で連載を持っています。
ヤコのアシスタントをしているのは猫型ロボットのポコ。
てきとうモードに設定されているのでドジが多いのが玉にきず。
仕事でもミスばかり。
でも、ヤコはそんなポコのことが結構お気に入りなんです。
そんなポコの楽しみはゲームセンターで遊ぶこと。
あるときポコはゲームセンターの景品でへんてこなペンをもらいそれをヤコにあげることに。
このペンは、かつてゆっこさんというイラストレーターが作った思い出の色のペン。
ペンの色が自分の思い出の色と同じだったら幸せになれるといわれていました。

このペンにはさまざまな色があってポコがもらってきたのは
「うらやましかった友達んちの 猫色」。
どんな色なのか確かめてみると…。
ペンの色がポコの色と同じでちょっぴり幸せな気持ちになったヤコ。

そんなヤコとポコのお話です。

ポコちゃんがかわいいのは魅力なのですが
もう1つ魅力的なところがすごく素直に思いやりの気持ちを伝えられるところ。
大人になると思いやりというものをすごく意識しすぎてしまってから回ったりとか
疲れたりすることも多いと思いますが
ポコちゃんを見ているとこんなにシンプルにひと言伝えるだけで伝わるんだなということを感じられて
優しくなろうかなと思える漫画でもあります。
ポコちゃんはてきとうモードですが、ほかにかんぺきモードとかダメモードのロボットとか続々出てきて
人間とのかかわりあいもいろんなパターンがあるんだなということがわかりすごく楽しい漫画です。

>>ヤコとポコ(2) (少年チャンピオンコミックス エクストラもっと!) [ 水沢悦子 ]

本の虫 ミミズクくん

読書好きの少年、剣があだ名がミミズクくんというのですが、実在する本を読んで
日々成長していくという物語です。

漫画を読んでる途中なのに読んでいる本も今すぐ読みたくなってしまう不思議な漫画です。

熱心な読書家の小学生・剣。
剣の家族は全員、おじいちゃんが選んだ本を読んでいます。
剣が今、読んでいるのは司馬遼太郎の「燃えよ剣」。
本の主人公、土方歳三のことばに力をもらっています。
しかし、簡単には跳べません。
自分はどうして土方歳三のようになれないのかと嘆く剣。

そこへ、おじいちゃんが。
そして、きょうも剣は本に没頭することで前向きに生きようと頑張るのです。

そのほかにも「星の王子さま」や「三国志」
ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」など
さまざまな本の力を借りて日々の困難を乗り越えていく剣の姿が描かれています。

>>ヤコとポコ(1) (少年チャンピオンコミックス エクストラもっと!) [ 水沢悦子 ]

星旅少年

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>>>>星旅少年1 Planetarium ghost travel (パイコミックス) [ 坂月さかな ]

SNSで話題のクリエーター坂月さかなさんの作品です。

これは人々が次々と木になって永遠の眠りについてしまうという住人がどんどん減っている世界。
ちょっと絶望的に感じるような世界を舞台にした物語なのですが、読み進んでいくと
なぜだかほっとしてくるというすごく不思議な世界観を持った物語です。

舞台はある宇宙。
その宇宙の星々にはトビアスの木という木があります。
トビアスの木には人を覚めない眠りにつかせる力があります。
そして、眠りについた人を木に変えてしまいます。
多くの星で、人々がどんどん木に変わってしまっている世界なのです。

そんな世界の主人公は人が木に変わってしまう星で生き残った人たちから
話を聞き取りその星の文化を記録しています。
この物語は家族や親しい人が木になってしまった人たちが主人公に出会うことで
前向きな気持ちになっていく様子を描いています。

これもまた変わった独特な世界観です。
ちなみに、この本は坂月さんの作品集の「プラネタリウム・ゴースト・トラベル」
という作品集の中のものを連載化しているので粕川さんは両方合わせて読むのをおすすめしています。

「星旅少年」の主人公は少し謎めいて描かれていますが
作品集から読むとその秘密がちょっとずつかいま見えるようなシーンも出てきて
作品集のほうはカラーの青と赤をメインとしたイラストも差し込まれているので
世界観を膨らませてから漫画を読むとその世界にいっそう潜り込めます。

>>坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル [ 坂月さかな ]

石の花

超ド級の大作「石の花」。

作者、坂口尚さんは天才と言われた漫画家の1人なのですが、残念ながら
1995年に49歳という若さでお亡くなりになっています。
もともと手塚治虫さんの虫プロに所属していたアニメーターで
「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」の原画を担当していました。

手塚さんの後継者とも言われていたということで
この「石の花」は坂口さんの代表作、1941年ナチスによって寸断されたユーゴスラビアが舞台です。
戦乱に巻き込まれてゆく少年を軸にした群像劇。

主人公の1人クリロ。
ユーゴスラビアのスロベニア地方の村で両親と兄とともに暮らしています。
兄のイヴァンは大学の仲間とともに政治運動をしています。
そして、クリロの同級生フィー。
こちらも主人公の1人。
ある日、クリロの村が、突然ドイツ軍に制圧されてしまいます。
クリロは山の中へ逃げ込み難を逃れます。
なんとか逃げ延びたクリロは兄のイヴァンがドイツ軍に捕まり
処刑されたかもしれないと聞かされます。

そこで、クリロは兄を捜すため兄と関係があった反乱ゲリラに志願するのです。
一方のフィーは村人たちとともに強制収容所に送られます。
そして、髪を刈られ番号で呼ばれるようになります。
そこで、フィーは収容所を管理するドイツ軍将校に亡くなった妹に似ているという理由で
屋敷に連れて行かれてしまいます。

ゲリラ仲間からフィーの居場所を聞いたクリロ。
助け出そうと将校の屋敷に忍び再会しますが込み屋敷からの脱出に失敗し捕まってしまいます。
そこで、クリロは驚きの再会を果たします。
それは、処刑されたと思われていた兄・イヴァンでした。
そして、実は兄がドイツのスパイだということを聞かされます…。

読み応えがすごく、読んだあとに本当に読んでよかったなという作品。
戦争という極限状態の中で出てくる人がみんな自分の理想の生きざま
追い求めていく姿がすごく生々しく描かれています。

まとめ

NHKあさイチの放送より
通好みの人気漫画、吉岡里帆さんにおすすめの漫画の紹介をしました。
参考にしてみてください。

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