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2023年7月16日に放送の「がっちりマンデー!!」は儲かる研究所「産総研」に潜入!
光を99.98%吸収する黒い新素材!「至高の暗黒シート」
電気を水素に貯めて使いたい時に再利用できる「水素吸蔵合金」とは
300℃で熱しても熱くならない㊙レンガの秘密!
木をドロドロにしてプラスチックみたいな新素材に変身させちゃう魔法の技術「木質流動成形」とは!?
産総研の紹介です!

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産総研

今回、番組スタッフが注目した研究所は「産総研」

正式名称は「産業技術総合研究所」で経済産業省が管轄。
あらゆるジャンルの儲かり新技術を考えまくっている「国の研究機関」!

今回はつくば市の産業技術総合研究所 つくばセンターに潜入。
産総研は全国12ヶ所の研究所を擁しており、2300名の研究員が様々なテーマの研究に取り組んでいます。

光を99.98%吸収する黒い新素材!「至高の暗黒シート」(物理計測標準研究部門)

物理計測標準研究部門では「黒」についての研究が行われています。

そして、10年かけて光がほとんど反射しない「至高の暗黒シート」を開発しました。
このシートは自動車のフロントガラス下のダッシュボードやカメラや望遠鏡の筒の内側、
スマホの画面などにも使用が検討されているとのこと。
従来の黒シートは、光の反射率が約4%ですが、至高の暗黒シートの光の反射率は約0.02%までおさえたことで
桁違いの黒さを実現。
表面がギザギザになる塗料を使用し、光を吸収する構造にしたことでこの黒さが可能になったとのことです。

電気を水素で貯めるナゾの合金(福島再生可能エネルギー研究所)

福島再生可能エネルギー研究所では再生可能エネルギーによって生み出された電気を水素に変換し、
蓄電するシステムの実現に向けて水素を貯める合金(水素吸蔵合金)の研究が行われています。

今 流行の太陽光発電など、どんな発電でも一番難しいのが「作った電気を貯めておく」こと。

しかし、「水素吸蔵合金」は、電気を電池とかに貯めるのではなく、
水素に変えて金属に吸わせておくという、全く新しい蓄電システム!

水素という物質にして貯められるので、半永久的に貯められます。
しかも、水素が持つ、とても厄介な2つの問題も解決できるとのこと。

1つ目が場所問題!
気体である水素は体積がデカい。しかし、「水素吸蔵合金」を使えば…
合金の中に、水素原子という形で体積の1000倍の水素を貯めることができるとのこと。
また、水素は燃えやすいのですがこの合金は燃えないので水素を安全に貯められるとのこと。
この技術には清水建設も注目。

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そして、「水素吸蔵合金」を使った水素貯蔵タンクが完成。
現在、ビルオーナーなどから問い合わせが殺到しているのだそうです。

木材をドロドロにする「木質流動成形」中部センター

中部センターで行われている研究は木材をドロドロにする「木質流動成形」という技術。
これは特殊なノリを木材に染み込ませるだけで、一定以上の高温高圧をかけると
木の細胞が滑って動き、型に合わせて木が変形する研究。
この技術を利用すると木材を粘土のように自由自在に成型出来ます。
将来的には木材をプラスチックの代替とすることを目指しているとのこと。
木質流動形成した木材は、プラスチックよりも熱で溶けにくいとのことです。

300℃でも触れる 超断熱レンガ(マルチマテリアル研究部門)

マルチマテリアル研究部門で行われているのがセラミックレンガの研究。
このセラミックレンガは300℃に加熱した後も素手で触ることができるというもの。

普通のレンガは、300℃のプレートの上に乗せて加熱すると表面が180℃ほどになりますが
超断熱レンガは表面が25.6℃とほぼ室温並み。

そもそもレンガは、製鉄所の溶鉱炉やゴミ焼却炉の内壁部分、
陶器やピザを焼く窯など、とにかく超高温で焼いたり溶かしたりするところを頑丈に支えるのに欠かせない素材。

ただ、従来のレンガは火に強い反面、中の熱をある程度外に逃がしてしまうという欠点が!
ところが、この最新レンガなら約40%燃費がよくなるという結果が出ているため、より少ない燃料で高温にできます。

この高い断熱性を生かし、高温になる溶鉱炉やごみ焼却施設の内壁に用いることで
燃料効率をアップさせることが期待されています。

この断熱レンガの作り方は空気を多く含ませることで断熱性を確保しており、
高野豆腐から着想を得た特許も保有している「ゲル化凍結法」という手法で製造されているとのこと。

まとめ

TBSテレビがっちりマンデー!!の放送より
儲かる研究所「産総研」の紹介をしました。
参考にしてみてください。

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