2017年4月25日放送の「たけしの健康エンターテインメント!
みんなの家庭の医学」は「自律神経の乱れ改善!」。
自律神経の乱れを改善する
横隔膜呼吸法を紹介!
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自律神経とは?
最近注目を集めている自律神経。
自律神経の乱れこそ、様々な身体の不調を生む
諸悪の根源と考えられています。
自律神経の乱れが血管の老化に関係している可能性がある
と最近の研究で指摘されています。
特に4月~5月は、気温や環境の変化で
最も自律神経の乱れが起こりやすい季節。
そこで、自律神経の乱れを改善する方法を紹介。
日本自律神経学会理事で、
愛知医科大学医学部教授の岩瀬敏先生が登場。
岩瀬先生によると、自律神経とは、
全身の様々な機能を自動的に調節する神経のこと。
自分の意思では動かせない様々な部位を
コントロールしているといいます。
自律神経は
副交感神経と交感神経の2種類からなります。
交感神経は緊張・ストレスでアップし、
副交感神経はリラックス時にアップします。
交感神経と副交感神経の切り替えのメリハリが
重要となります。
自律神経の乱れを生む最大の原因がストレス。
気が付かないうちに乱れているかもしれないのです。
自律神経の乱れをチェックする方法
1つ目「感動する映画を観た時、涙を流すか、流さないか」
涙を流せている人は自律神経が正常です。
10人の一般人に自律神経を測定する
検査機器を装着し、映画を観てもらいました。
検証の結果、涙を流せている人は自律神経が
正常に働いていました。
一方、涙を流せていない人の自律神経は、
交感神経が高く副交感神経が低いままでした。
泣くことによって自律神経のメリハリが良くなり、
どんな涙でも流すと副交感神経が高まるといいます。
2つ目「激辛カレーを食べた時の汗のかき方」
10人に激辛カレーを食べてもらいました。
激辛カレーを食べ始めて約1分後、
大澤さんも顔全体に汗をかいていました。
ほかの人は汗をかいてもすぐにひいていました。
しかし、大澤さんは食べれば食べるほど
汗をかいていたのです。
最初に汗をかいてもすぐにひくのが、
激辛カレーを食べた時の正常な反応。
刺激に対して一向に汗が止まらないと、
自律神経に異常がある可能性があるといいます。
自律神経の乱れが引き起こす不調の中で
注目されているのが、血管の老化。
自律神経が乱れていると判断された
大澤さんの血管を調べると、
実年齢41歳に対し、血管年齢は52歳という結果に。
大澤さんに10分おきに血圧を測定し、
どんな異常があるかを調べました。
検証結果を見た岩瀬敏先生が注目したポイントは2つ。
1つ目は、食事中の血圧。
普通はいったん上がるがその後食事前の数値に戻ります。
しかし、大澤さんの血圧は下がらず高い数値が続いていました。
2つ目は、就寝中の血圧。
岩瀬先生によると、昼間と就寝中との血圧の差が
問題だといいます。
普通は就寝中は下がるのですが、
大澤さんの血圧は
一度は下降するもののすぐに上昇。
就寝2時間後には、就寝前より高くなります。
その後も高い状態をキープしたまま、
起きる時間を迎えていたのです。
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これは自律神経のコントロールができず
交感神経が上昇し、血圧が高くなった結果、
血管が終始ダメージを受け続け動脈硬化を
起こしていると考えられるとのこと。
衰えた副交感神経を高め、
交感神経とのバランスをとる自律神経の改善法。
岩瀬敏先生によると、1つだけ自分の意思で
自律神経をコントロールできる方法があるといいます。
その方法とは、ある特別な呼吸法。
ヘッドトレーナーの牧野講平さんに
教えていただきます。
牧野講平さんは、ドジャースの前田健太投手を始め、
一流アスリートの力を100%引き出す
トップトレーナーとして知られています。
その牧野さんが教えている呼吸法が、横隔膜呼吸。
そもそも呼吸法には深呼吸と腹式呼吸の
2つの種類があります。
深呼吸は
鼻や口から胸いっぱいに大きく息を吸い込む呼吸法
腹式呼吸は
息を吸うときお腹を張り、
息を吐くときお腹をしぼませる呼吸法。
横隔膜呼吸とは、深呼吸と腹式呼吸の
両方を取り入れた呼吸法のこと。
横隔膜呼吸は空気を多く取り込むことができるため、
肺胞の動きがよりゆっくり大きくなり、
衰えた副交感神経を高められます。
横隔膜呼吸のやり方
今回は誰でも簡単にできるように
胸の呼吸法とお腹の呼吸法を
別々にしっかりマスターする
ことから始めます。
【胸の呼吸法】
1.仰向けに寝てひざを立てる
2.胸の上に手を置く
3.胸が膨らむのを意識しながら
息をゆっくり大きく吸い込む
4.胸がしぼむのを意識しながら
息をゆっくりと吐く
5③と④の吸って吐いてを5回繰り返す
【お腹の呼吸法】
1.仰向けに寝てひざを立てる
2.脇腹に手を当てる
3.お腹が膨らむのを感じながら
ゆっくり大きく息を吸う
4.お腹がしぼむのを意識しながら
息をゆっくりと吐く
5.③と④を5回繰り返す
この2つを毎日朝晩1セットずつ行えば
乱れた自律神経が安定し始めるといいます。
さらに胸とお腹の呼吸を同時に行えるようになれば
よりメリハリのきいた自律神経になることができます。
横隔膜呼吸の結果
自律神経が乱れていた大澤さんに、
横隔膜呼吸のやり方を伝授。
1日2回の横隔膜呼吸を繰り返してもらったところ、
横隔膜呼吸を始めて2日目、
食事中の血圧の変動が正しい変動に変化。
自律神経の変動も正常になりました。
さらに就寝中の血圧も良好な数値を記録。
横隔膜呼吸を始めて5日目、
前回は全く泣けなかった感動映画の鑑賞をしたところ、
大澤さんの自律神経は正常に働き涙が出ていたのでした。
こちらも参考にしてください↓
★【あさイチ】横隔膜呼吸のやり方!肩こり改善!ウエストも細くなるby牧野講平
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