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2022年3月26日放送の「サタデープラス」の自己流ライフ。

青森県南部町で1ヶ月4万円で暮らす、不便を楽しむ超節約家族田村家の紹介です。

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超節約家族田村家

1ヶ月4万円で暮らす、その家族が住んでいるのは、青森県南部町。
人口およそ1万6000人の小さな町です。
ログハウス風のおうち。

不便を楽しむ超節約家族のご主人の田村余一さん。
奥さんの田村ゆにさん。
そして、長男のたいちくん。

この令和の時代に田村家は、あえて電気、ガス、水道のライフラインを一切契約せず、
野菜を作り、ニワトリを飼い、自給自足を楽しむ、そんな超節約家族。

家の中にお邪魔すると暗い。
部屋をともしているライトは、小さなLED電球2つのみ。
理由は田村家では、電気は太陽光で自家発電しているので、とても貴重なのです。

さらに、一般家庭では何十枚という大量のパネルで発電しますが、田村家にあるのは、
予算の都合上、たったの2枚。
だから発電量が少なく、エアコンもテレビもなし。
そして水道を引いていない。

田村家の生活用水は敷地内の湧き水を利用しています。
ちなみにこの水源はゆにさんが掘り当てたのだそうです。

飲料水は山の湧き水。
手間はかかりますが、ゼロ円でとってもおいしいとのこと。

そしてガスの代わりを担っているのは、まき。
ご近所から頂いてくる建築廃材を使って、暖をとっています。

これが田村家の電気、水道、ガスを契約しない生活。
そんな節約家族、田村家3人が仲よく暮らすこのおうち。
居間とキッチンがひと続きになったワンルームタイプです。

おじいさんから譲り受けた土地に、12年前、余一さんが廃材を集め、1人で5年かけ建てました。

不便をも楽しみながら、1ヶ月4万円で暮らす生活とは?

田村家の一日に密着しました。

田村家の起床は朝6時半。
まず最初にするのが、ストーブに火を入れること。
青森も暖かくなったとはいえ、この日の室温は僅か9度。
部屋が暖まると、夫婦仲よく歯磨きタイムです。
田村家の歯磨き粉は、なすのへたを炭にしたものに、庭で取れたハーブと重曹を混ぜて作ったゆにさん特製。
だからほぼ0円。
手作りはほかにも。

肌のお手入れは、手作りの化粧水。
作り方はとても簡単。
日本酒にゆずの種を数日間漬けておくだけ。
ゆにさんによると、日本酒やゆずの種には、
美肌効果や保湿作用が期待できる成分が多く含まれているんだそう。
お手入れはこれ一本。

一方、旦那さんの余一さんは。朝からコーヒー豆をみずからばい煎。
手間はかかりますが、不便ではなく、ゆっくり目覚めるぜいたくな時間なのです。
たいちくんはハーブティーでほっと一息。

洗濯は消費電力の少ない二槽式を使っています。
担当は旦那さんの余一さん。

一方、ゆにさんは畑仕事。
自給自足生活、やることは山ほどあります。

午後になると、今度は家族でお出かけのようです。
向かった先は、海。
月に1度は来るといいますが、その目的は塩。
この海水から塩を作ります。
この海水を3日間、ひたすら煮詰めることで、塩が結晶化、
極上の天然塩が採取できるのだそうです。
ミネラル分が多く含まれていて、しかも0円。
不便を楽しむ田村家の楽しい行事でもあるとのこと。

自給自足生活を楽しむ田村一家ですが、やはり現金収入は必要。
余一さんのお仕事についていきました。

御用聞きという仕事をしているそうで、いわゆるなんでも屋さん。
ご近所さんの家の補修や網戸の張り替えなど、さまざまな仕事を時給2000円で請け負っているとのこと。

この日のお仕事はごみ出しの代行。
お年寄りにはとても寒い中、ごみを持って出しに行くのは大変だということで、
そういうのを代行しているとのこと。
ごみ袋1袋100円なのだそうです。

こうして1か月に稼ぐお金は4万円くらい。
その4万円が、田村家の生活費すべて。
お金は最低限あればいいのだそうです。

夕方5時、一日を締めくくる楽しい夕食の時間です。

決してぜいたくではありませんが、田村家にとっての最高の晩さん。
きょうのメニュー。

まずは近所の農家さんから頂いた規格外の山芋と、小さすぎて商品にはならなくなったいただき物のにんじん。
ストーブの上で、これらを煮込んでいきます。
味付けはしょうゆこうじをベースに作った発酵調味料で。
焼き肉のたれのようなこくと、うまみたっぷりのこの料理、
田村家一番人気のおかず。
ちなみに、この特製たれこうじ、市販のょうゆこうじを使えば簡単にできるとのこと。

ゆにさん特製しょうゆたれ麹のレシピ

材料

しょうゆこうじ 400g
軽く刻んだしょうが 40g
軽く刻んだにんにく 2片
キウイフルーツ 1個
※なければリンゴで代用

作り方

1.ミキサーに、ベースとなるしょうゆこうじを入れる。

2.軽く刻んだしょうがとにんにくもミキサーに投入。

3.キウイフルーツを入れ少し酸味を足す。

4.ミキサーでかくはんすればできあがり!

作ったその日から使えます。

この冬から始めたというこうじ調味料作り。
家には常に10種類以上。
おかげで料理の幅が広がったそうです。

2品目、白菜ときのこを使ったお鍋も、味付けはたまねぎ塩こうじとゆず塩こうじ。
優しい甘みとゆずの香りが食欲をそそります。

土鍋で炊かれたごはん。
こちらには、ねぎ塩こうじを入れ、うまみをプラスしています。

きょうの夕食にかかったお金は、3人分のきのことねぎで320円でした。

高価なお肉も魚も食卓にはありません。
でも、田村家にとってはこれが最高の晩さんなのだそうです。

まとめ

TBSテレビサタデープラスの放送より

青森県南部町で1ヶ月4万円で暮らす不便を楽しむ超節約家族田村家の紹介をしました。
ぜひ参考にしてみてください。

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