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蚊取り線香

2016年8月31日放送の「ガッテン」は『人類最凶の敵!「蚊」撃退大作戦!』

蚊に刺されやすい人の原因や蚊に刺されない対策法。
市販の虫よけの上手な使い方も。

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蚊による主な感染症の種類

蚊による主な感染症には様々なものがあります。

・ジカ熱
・デング熱(出血熱)
・マラリア
・黄熱病
・西ナイル熱
・チクングニア
・日本脳炎

など。

マラリアは寄生虫ですが他は細菌やかウイルスとか
そういったものを蚊が運んで病気を広げてます。

蚊の様々な撃退法

数々の恐ろしい病気を運ぶ蚊。

現代ではビル・ゲイツが5億円もの私財を投じて
蚊を撲滅するための研究所を作りました。

レーザーを使った蚊を落とす新兵器
「フォトニック・フェンス」は
リアルタイムで蚊が移動する座標を示し
攻撃をします。

ブラジルでは「OX513A」という蚊を培養しており、
OX513Aが普通の蚊と交尾すると
産まれたボウフラは全て死滅するよう
プログラムされています。

フィリピンでは何十万人もの人が
蚊で感染するデング熱に苦しんできました。

けれども国をあげてペットボトルを使った蚊対策を行い
首都マニラではデング熱患者が半分以下になったのです。

津田良夫先生によるとペットボトルに入れる粉に秘密が…。

そこでたくさんの子供達が蚊に刺されている
川崎市こども夢パークで実験。

子供達は2種類の粉を入れたペットボトルを置いたのです。

そうするとペットボトルに蚊が集まったのです。

ペットボトルに入った蚊が好きな匂いは
ドライイースト(酵母菌)と砂糖で作られていた
二酸化炭素でした。

 蚊は動物が発生させる二酸化炭素に
近寄ってくる性質があります。
蚊が動物だと間違えて寄ってきたのです。

しかし二酸化炭素があっても
蚊は血を吸うわけではないのです。

その時はまだ吸血鬼モードに入っていないのです。

蚊に刺されやすい人足の常在菌が多い!

蚊が吸血鬼モードになる決め手を発見したのは
京都教育大学附属高校に通う田上大喜くんでした。

3年以上前から蚊は何故人を刺すのかをテーマに
独自のテーマを続けています。
その成果は科学コンテストで表彰されるほどでした。

小学生の頃、妹と一緒によく虫取りに出かけていたのですが、
なぜか妹だけが蚊に刺されていたのです。

妹のいったい何に惹かれて蚊が集まるのかを
様々な実験で調べたところ、靴下に蚊が反応し、
盛んに血を吸おうとする行動を起こすということを
発見しました。

ただ、新品の靴下を置いても全く反応しませんが、
履いた靴下を置くと蚊は興奮状態に!

しかし、一番反応するのは妹なのですが、
一番臭うのはお父さんだそうで、
臭いではなく足についていた菌に
反応していることがわかりました。

さらに田上君は、多くの人の足の「常在菌」を
培養してみました。

すると蚊に刺されやすい人とそうでない人とでは
常在菌の種類が大きく異なっていることをつきとめました。

蚊に刺されやすい人は足の常在菌の種類が非常に多い
(多様性が高い)ことが分かったのです。

菌が作り出す微量な化学物質やその割合が
蚊を吸血鬼モードに変えるのではないかと考えられています。

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蚊に刺されない裏ワザ

蚊に刺されない裏ワザは2つ

足裏をきれいにアルコールなどで拭く

蚊に刺されやすい理由が、足の菌にあるのなら、
その菌をきれいに除菌してしまえば、
蚊にさされにくくなるのではないか?

そこで田上君のアドバイスで妹さんが
アルコールをつけたティッシュで、
足首から下をよく拭いてみたところ、
驚くべき効果があったのです。

蚊が多い裏山に5分間いたところ、
何もしなかったときは81か所も刺されたのに、
足を消毒した場合は、刺された数が3分の1に
減ったのです。

効果が期待できるのは数時間。

蚊がいる場所に出かける直前に足を消毒すれば、
蚊に非常に刺されにくくなります。

※石鹸で足の指の間などを
洗うだけでも効果はあるとのこと

※消毒の効果がどのくらい続くのかは、
人によって大きく違うと考えられます



「ハッカ油」の効果

世界中の秘境で過酷な撮影を行うNHKの自然番組班では、
長年蚊に悩まされ続けたスタッフの間である裏ワザが伝わっていました。
それが足や手、首筋に「ハッカ油」をつける、というもの。

ハッカ油の独特の香りが、
蚊をよせつけなくする効果があるのです。

ハッカ油は打ち身やねんざの薬として、
どこの薬局でも売られています。

直に塗るのではなく、
薄めてスプレーするのが効果的です。
(例:精製水90ml、消毒用アルコール10ml、
ハッカ油20~30滴)

※揮発しやすく、効果が続く時間が短いので、
スプレーを持ち歩いてこまめに使うのが
オススメ

市販の蚊よけ剤を賢く使おう!

「虫よけ」として市販されているものは、
大きく3種類に分けられます。

1.いやがる香り
2.殺虫
3.目隠し

1.「いやがる香り」→「ハッカ油」などをはじめ、
「シトロネラ」「ユーカリ」「レモングラス」などのハーブや、
「ヒノキ油」など。
蚊が強い香りを嫌がって近寄らなくなる。

薬品ではないので、比較的体に優しい一方、
効果の持続時間が短めなので、こまめに使うとよい。

2.「殺虫」→蚊取り線香に代表されるような、
虫を直接殺す作用がある薬剤。

直接衣服にかけるタイプ、軒先につるすタイプ、
衣服自体に成分を練りこんであるタイプなど様々ある。

成分としては「ピレスロイド」「トランスフルトリン」など。
殺虫剤なので皮膚に直接かけることは避ける。

3.「目隠し」→一番数多く売られているタイプ。
成分は「ディート」や「イカリジン」など。
皮膚に塗ることで蚊のセンサーを騙し、
塗った部分をヒトだと分からないようにしてしまう効果がある。

ただ、効き目のある範囲が極めてせまく、
塗り残しがあるとその場所を狙って刺されてしまう。

手で塗り伸ばすなどの工夫が必要。
持続時間が4~6時間と長く、きちんと使えば効果が非常に高い。

お子さんにいかがでしょうか↓

感想

蚊にさされる原因がまさか足の裏の菌とは思いもしませんでした。
本当に画期的な発明ですね。

蚊の活動がもっとも盛んになる気温は25~30℃ということで
9月~10月のこれからが蚊の活動の本番。

せっせと足の裏をきれいにしたいと思います。

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