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瞑想、お寺、お坊さん

2017年7月3日(8月14日)放送のNHK「まる得マガジン」の
「実践!一日一禅」

さまざまな禅語とそれが表す禅の心を
日々の暮らしに取り入れる知恵をお伝えします。

1回目は「はじめての坐禅」

坐禅で心を調える

禅語。
それは人生の教えを示した禅の修行の道しるべ。

教えて頂くのは横浜の建功寺住職の枡野俊明さん。


第1回のテーマは「はじめての坐禅」

今日の禅語は「身心脱落」 

川村「『身心脱落』とはどういった意味なんでしょうか?」

枡野住職「これは身も心も執着から完全に抜け落ちる
という状況ですね。

何ものにもとらわれず、身も心も一切の執着から離れた禅が
目指す最高の境地です。」

ストレスが多い現代社会は禅の心を
暮らしに取り入れる事が有効だと
枡野さんは言います。

枡野住職「現代社会では人間関係非常に複雑化しておりますから
人々の心に欲であるとか悩みであるとか
いろいろなストレスがこう積もっているんですね。
これを私は『心のメタボリックシンドローム』と
いうふうに呼んでるんですけれども。

この心のメタボを解消していくには
坐禅が一番有効だと思ってるんです。」

では「身心脱落」を目指して
坐禅をしてみましょう。

坐禅をする時は「坐蒲」を使います。

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ない場合は座布団を半分に折って
その上に座ります。

「それでは始めていきましょう。
まずは足の組み方から。

足の組み方ですが「結跏趺坐」と
「半跏趺坐」という組み方があります。

両足の甲を足の付け根にのせるのが「結跏趺坐」
片足のみをのせるのが「半跏趺坐」
どちらかで組みます。

手は親指が軽く触れ合う形で組みましょう。

今度は体の中の邪気これを全部一度吐き出します。

次に体を振り子状に左右に大きく振って下さい。

次第にその振り子を小さくしていきまして
体がピタッと安定したとこで止めます。

それがまっすぐの状態です。

姿勢が調ったところで坐禅開始です。

坐禅の最中は目は見開かず細めず
半分ほど開き視線を45度くらいに
落としましょう。

鼻で呼吸を行いながら40分から45分ほど
坐禅を行いますが、
初心者は10分ほどでも大丈夫です。

坐禅を家庭でする時は
壁やタンスなどに向かって
明るすぎない場所でリラックスして行いましょう。

これは続ける事が大事で
続けていくうちにいつしか「身心脱落」の境地に
近づいていけるんではないかというふうに思っております。
是非お続けになって下さい。」


実践!一日一禅の一覧↓
【まる得マガジン】実践!一日一禅⑧おもてなし その二by枡野俊明

【まる得マガジン】実践!一日一禅⑦おもてなし その一by枡野俊明

【まる得マガジン】実践!一日一禅⑤生活の中心をすがすがしくby枡野俊明

【まる得マガジン】実践!一日一禅④般若心経を書くby枡野俊明

【まる得マガジン】実践!一日一禅③初めての写経by枡野俊明

【まる得マガジン】実践!一日一禅②坐禅で心を調えるby枡野俊明

【まる得マガジン】実践!一日一禅①はじめての坐禅!by枡野俊明

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