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大麦

2016年6月14日放送の「みんなの家庭の医学」は
「本当にカラダに効く3つの食べ物が判明!
名医が認めた医食同源SP」

その中の悪玉コレステロールを減らして
動脈硬化を予防する効果のある
大麦について紹介!大麦レシピも。

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動脈硬化の原因1つは悪玉コレステロール

脳の血管が詰まった脳梗塞や
心臓の血管が詰まった心筋梗塞の
原因となるのが動脈硬化。

動脈硬化の元凶の1つは
悪玉コレステロールの増加にあります。

悪玉コレステロール増加の原因は
乱れた食生活や運動不足など。

現在50歳以上の約3割が、
悪玉コレステロール過多など脂質異常症の疑いがあり、
年間31万人が動脈硬化が原因の
脳疾患や心疾患で亡くなっています。

悪玉コレステロールを減らす食材は大麦

しかし、東京医科大学病院 椎名一紀先生によると
そんな動脈硬化の原因となる
悪玉コレステロールを減らす食材があるとのこと。

その食材の健康効果は世界的に認められているそう。

2004年のアメリカ農務省の研究報告では、
コレステロールが高い30代~50代の人に、
その食材中心の食生活をしたところ
5週間で悪玉コレステロール値が13.8~17.4%減少。 

2007年、アメリカ ミネソタ大学の研究報告では
悪玉コレステロールが高めの人155名を対象に
その食材中心の食生活をしたところ
6週間で悪玉コレステロール値が9~15%低下に。

その食材は大麦
日本でも古くから健康食として知られ
徳川家康も主食にしていました。

開運軍医の高木兼寛さんは大麦をカレーに入れ、
その効果からか脚気を撲滅に成功。

高木兼寛さんは麦飯男爵と呼ばれました。
その高木兼寛さんがのちに創立したのが慈恵大学病院。

現在でも大麦を病院食に取り入れているそう。

ある糖尿病患者が3週間その病院食を食べたところ、
体重11kgを健康的に落とせたとのこと。

大麦はお米や小麦と同じイネ科の穀物で
人気上昇中のヘルシー食材。
スーパーでも大麦商品がずらり。

ところがその袋を見ると押麦という文字が。

大麦は二条大麦と六条大麦があります。

工場ではとう精機という機械で殻をむきますが
硬いため、時間をかけて実を磨き
それを90℃の蒸気で蒸してから
1mmの厚さまで押しつぶす。

これが押麦と呼ばれるゆえん。
こうすることで吸水性がアップし、
白米のようにふっくら炊けます。

慈恵大学病院では米7に対して大麦3で配合して
病院食として提供。



大麦がコレステロールを減らし動脈硬化を予防する理由

大麦に豊富に含まれている
大麦βグルカンという食物繊維が
コレステロールを材料とする胆汁酸を
体外に排出する働きがあります。

大麦βグルカンは腸に入ると水に溶け、ゲル状に変化。
胆汁酸と呼ばれる化合物を包み込み、
便と一緒に体外に排出してくれる働きがあるのです。

すると足りなくなった胆汁酸を補おうと
肝臓は血液中からコレステロールを集め、胆汁酸をつくります。
その結果、悪玉コレステロールが減少し、
動脈硬化予防に繋がるといいます。

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大麦を食べる人は悪玉コレステロールが少ないのか検査

ではどれだけ悪玉コレステロールが少ないか検査。

「慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ」を出版している
慈恵大学病院栄養部のみなさんで調査。

本には大麦カレーライス、大麦ミートソース
大麦ハンバーグ、大麦のひじき和えなどが
のっているとのこと。

日頃大麦を食べている8名の数値を調べると
8名全員がボーダーライン以下だったのでした!

大麦のさらなる効果は血糖値の上昇をおさえる

動脈硬化予防につながる大麦のさらなる効果も認められています

それは
大麦は食後の血糖値を抑える

炭水化物の摂り過ぎや肥満の方は、
血糖値が上がったままになり、動脈硬化のリスクが上がります。

白米に3割大麦を混ぜた麦ごはんでは
白米よりも血糖値の上昇が緩やか。

大麦βグルカンは糖質と混ざり合って消化吸収をゆるやかにし、
血糖値の急上昇をおさえます。

大麦を1日に食べると効果的な量

大麦を1日に食べると動脈硬化の予防に効果的な量は
アメリカミネソタ大学の研究では
大麦βグルカンを1日3g摂取するとよい。

3割麦ごはんにすると茶わん4杯。
しかし1日4杯食べるのはなかなか大変。

そこで慈恵大学病院の栄養部の方が
簡単に摂取できるレシピを教えてくれました。

大麦のレシピ


【大麦入りネバネバ小鉢のレシピ】

大麦入りネバネバ小鉢

『材料』(2人分)
すりおろした長芋→60g
ゆでた大麦→60g
納豆→20g
めかぶ→1パック
ゆでたオクラ→60g
ウズラの卵→2個

『作り方』
1.長芋をすりおろし
ゆでた大麦を加える。

2.①に納豆とめかぶと
ゆでたオクラをのせる。

3.真ん中にウズラの卵を落とせばできあがり

ネバネバ食材と大麦で相乗効果あり。
麦ごはん1/2杯分の大麦を摂取できる。



【大麦の豆乳スープのレシピ】

大麦の豆乳スープ

『材料』(2人分)
ニンジン→20g
チンゲン菜→100g
ゆでた大麦→60g
大豆の水煮→50g
鶏ガラスープ→顆粒5g
豆乳→150g
塩、コショウ→適量
水溶き片栗粉→適量

『作り方』
1.水を沸騰させた鍋に適当な大きさに切った
にんじんとチンゲン菜の軸を煮る。

2.①が柔らかくなったらゆでた大麦を加える。

3.さらに大豆の水煮、鶏がらスープの素を加える。

4.豆乳を入れてさらにひと煮立ちさせる。

5.チンゲン菜の葉を加えて
塩、コショウで味を調える。

6.火を止めて水溶き片栗粉で
とろみをつければできあがり!
麦ごはん1/2杯分の大麦を摂取できる

2週間の大麦生活で悪玉コレステロールをどれだけ減らせるか

2週間の大麦生活で悪玉コレステロールをどれだけ減らせるか検証。

協力してもらうのは悪玉コレステロール値が高い設樂由美さん。

設樂さんの生活に密着。

3食は特に問題のない感じだったが
クッキーやチョコのつまみ食い。
深夜にも食パンを食べていた。

このつまみ食いが悪玉コレステロール増加の原因の一つ。

慈恵大学病院の大麦レシピで
どれだけ悪玉コレステロール値を下げられるか。

検証初日。
朝食に大麦入りネバネバ小鉢をアレンジして食べた。
昼食には大麦ミートソース。
ひき肉の量を減らしてゆでた大麦を加えヘルシーな一品。
夕食は大麦キーマカレーと大麦豆乳スープ。

この2食で目標量の麦ごはん4杯分を軽く達成。

そして大麦メニューを食べ続け、
3日目の夜にはつまみ食いがなくなり、
その後、間食もなくなったという。

その後も2週間大麦料理を食べ続けた。

2週間大麦料理を食べ続けた結果、
検証前の151.2から121の基準値になったのでした!

※放送時点での情報になります

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私も悪玉コレステロール値が高くて、
少し前から麦ごはん取り入れているけど、
全然足りなかったですね。

今後は料理にも入れていきたいです。

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