冷蔵庫

2022年6月21日放送の「あさイチ」は「ツイQ楽ワザ 梅雨どきだから…食品保存ワザ」

肉や魚のお役立ち冷凍保存術
目からうろこの解凍法
あるものを使ってパンもおいしく!
こちらでは肉や魚、魚介類、長芋、アボガドなどの冷凍方法や解凍方法の紹介です!

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西川剛史さん

教えてくれるのは冷凍王子こと西川剛史さん。
家庭で食材をおいしく冷凍するテクニックをさまざまなメディアで発信しています。

冷凍保存術

肉の冷凍方法

まずは肉と魚から。
消費期限内の2、3日で使い切れるならばチルド室での保存がおすすめですが
多めに買ったときは冷凍がおすすめ。

食品トレーのままの冷凍はNG。
理由はトレーの中に空気が残っていると冷凍中もそこに食材の水分がどんどん出ていくため食感がぱさぱさに。
また、むき出しの肉や魚は酸化が進みやすく嫌なにおいや味に。

しかし、冷凍前に空気を遮断すれば保存した肉や魚はとてもおいしくなるとのこと。

・ひき肉は保存袋に入れ、平らに伸ばして空気を抜いて冷凍保存
※2〜3週間保存可能
・鶏肉はラップでくるみ、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍保存
※約3週間~1ヶ月保存可能

冷凍するときにしてほしいのがぐるっと丸めて中の空気を抜くという作業。
丸めたあとは薄くのばして冷凍庫に入れてください。
鶏もも肉や切り身魚などは保存袋の中の空気が抜きにくいので、
袋に入れる前にラップで包み空気を遮断します。
ラップと保存袋のダブル使い劣化が防げます。

解凍する方法

一般的には、冷蔵庫でじっくりと解凍する方が多いと思いますが
ひき肉やこま切れ肉の場合は冷凍庫から出した肉をそのまま調理する加熱解凍がおすすめ。
使いたい分だけぱきぱきと折って凍ったままフライパンに。

これは理にかなった方法なのです。
実は−5℃〜−1℃は魔の温度帯。
−5℃〜−1℃のとき食材の中の氷の粒は大きくなり大きくなった氷の粒は肉の細胞を傷つけます。
すると、水分やうまみが出てしまいます。
劣化を防ぐためにはこの温度帯になる時間を少しでも短くすることが鉄則。
加熱解凍ならば−5℃〜−1℃になる時間を冷蔵庫よりも短くできるため水分やうまみがしっかり残ります。

一方、厚みのある鶏もも肉のような場合は焼きムラができてしまうため加熱解凍ができません。
そのため、一度肉を解凍させたうえで調理を行うのですが、
ある解凍法を用いるとおいしくいただけます。

それは氷水につけて解凍する方法です。

冷蔵室だと8時間ほどで解凍
氷水だと2時間ほどで解凍

氷水のほうが冷蔵庫よりも圧倒的に早く解凍できです。
魔の温度帯も冷蔵庫より早く通過できるためお肉もジューシーなまま解凍できます。
ちなみに氷水で解凍しているとき、氷がなくなったら水温が上がらないように氷をつぎ足してください。

魚介類の冷凍方法

貝やえび、丸ごとの魚です。
魚介類は特に劣化の早い食材。
でも冷凍するとどうしても味は落ちてしまいがち。
でもそんな悩みを一気に解決してくれる技があります。

貝などの魚介類は水と一緒に氷漬け冷凍で冷凍保存します。

貝や魚はラップでぴっちりと包むのはなかなか難しいですよね。
水を注いで凍らせるだけのこの方法ならばとても簡単。
でもしっかりとコーティングさせるために1つだけ注意点が。
水から食材が少しでも出てしまうとそこから乾燥、酸化が進んでしまいます。
しっかりと覆われているか必ず確認してください。
空気を遮断できる氷漬け冷凍ならば傷みやすい魚介類も1か月ほどおいしさが保てます。

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氷漬け冷凍したものを使うとき

氷漬け冷凍のしじみはそのまま鍋にいれます。
酒を入れて火にかければ口が開きます。
ここにお湯とみそを足せば汁物に。

あさりならば味を少し調えるだけで酒蒸しに。
えびや魚は水に入れるだけでOK。
氷水解凍と同じ効果が得られます。

肉の冷凍方法

肉はオリーブオイルと一緒にオイル漬けにして冷凍するのがおすすめ。
肉をしっかりとコーティングするようにオイルは裏表全体に行き渡るように注ぎます。
冷凍中はオイルが包み込んでいるため鮮度をキープしてくれます。

調理するときは薄切り肉の場合はコーティングしたオイルごとソテーして加熱解凍。
厚いものは、一度、氷水解凍を行ったあとに使用すると肉汁たっぷりの味が楽しめます。

切り身魚の冷凍方法

刺身はタレやマリネ液と一緒に冷凍するタレ漬け冷凍がおすすめ。

マグロやサーモンの刺身をしょうゆだれや
酢やオイルなどで作ったマリネ液ごとそのまま冷凍します。
お刺身を多めに買ったときなどはこのように調味液と一緒に冷凍すれば
冷凍中に、味がしっかりとしみこんでおいしくなります。

使うときは氷水で解凍します。
そのまま漬け丼やマリネとして楽しめます。

薬味の冷凍

西川さんによると野菜にも冷凍がおすすめな食材があります。
数ある野菜の中で西川さんが夏にぜひ冷凍保存をおすすめしたいというのが薬味。
つい冷蔵庫に入れっぱなしにしてかぴかぴになんてことも。
実は薬味も冷凍OKなんです。

しょうがは皮付きのままラップに包んだらさらに保存袋で二重包み。
こうすれば香りを閉じ込めたまま冷凍できるとのこと。
しそ、ミョウガはそのままラップで包み、保存袋に入れて冷凍保存します。

使うときは、みょうがは半解凍でしそは凍ったまま刻みます。
しょうがは凍ったまますりおろせばフレッシュな、おろししょうがに。
刻んだり、おろしたりしたとたん閉じ込めていた香りが広がります。

薬味ミックス(冷凍保存)のレシピはこちらをご覧ください↓
【あさイチ】薬味ミックス(冷凍保存)の作り方!食品保存ワザ

長芋の冷凍保存

じゃがいもやさつまいもに比べると日もちがしない長芋。
冷凍すれば長もちすることはもちろん冷蔵では決して味わえないうれしいことが起こるそう。

1.長芋は皮をむき表面にラップを巻く。
※空気の侵入を防ぐためにラップはぴっちり。
2.さらに保存袋に入れ、中の空気をしっかりと押し出す。
※この一手間で風味をキープ。

使うときは凍ったまま、すりおろします。
ぬるぬるしにくくとても扱いやすくなります。
しかも、雪みたいにふわふわに。ひんやりとした新食感が楽しめます。
食べた瞬間はふわふわのかき氷。
そして、口の中でとろけるとネバネバ滑らかな味わいが。
ちなみに溶けるといつものとろろと同じ味わいに。

お好み焼きなどで少し使いたいときにも便利です。

アボカドの冷凍保存

アボカドは冷凍保存すると、ねっとり食感のアイスクリームのような状態になります。

ハチミツをかければ、デザートのように食べられます。

アボカドは皮ごとラップで包み、保存袋に入れて空気を抜き、冷凍保存する

アボカドは冷凍したあとさらに半解凍すればアイスのような食感になるとのこと。
上からはちみつをかければ栄養満点。
これからの夏のデザートとしても楽しめます。

豆腐の冷凍保存

豆腐は冷凍すると水分が抜けて食べ応えがお肉のような食感になります。
なので豆腐ステーキにするのがおすすめ。

豆腐ステーキのレシピはこちらをご覧ください↓
【あさイチ】豆腐ステーキのレシピ!冷凍した豆腐で:食品保存ワザ

食パンの冷凍保存

食パンはよりラップよりアルミホイルを使って冷凍保存するのがおすすめ。

詳細はこちらをご覧ください↓
【あさイチ】食パンの冷凍方法!おいしく食べる方法も:食品保存ワザ

まとめ

NHKあさイチの放送より
肉、魚、魚介類、長芋、アボガドなどの冷凍保存ワザの紹介をしました。
参考にしてみてください。

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